Sorry ,This page is written in JAPANESE. English version is not available

診断
  肛門縁や糞便の表面に、雌蟯虫の産んだ卵が見られる。これとは逆に、検便ではごく例外を除いて、ふつう虫卵は見つからない。このような知見から、粘着テープ法かGrahamの scotch試験に頼らねばならない。朝、排便前に、セロファンテープをU字型に曲げ、試験管の底に粘着面を外側にくっつけて、肛門に押しつける(図1)。そのテープをスライドグラスの上面に張りつけて、顕微鏡で観察する。虫卵は透明で、楕円形、左右非対称で、幼虫が簡単に認識される。
 血中の好酸球は時おり中程度になるが、10%を越えることはない。虫垂炎の症例で、組織切片中に蟯虫を見付けることは、稀な出来事ではない(図2)。

熱帯医学データベースに戻る

AMDAホームページに戻る


      このページは、アムダ企画のご協力により作成されました。

            お問い合わせはmember@amda.or.jpまでお願いいたします。