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症状
蟯虫症はしばしば無症状か、肛門周囲に雌虫が定着することで、肛門部掻痒の原因となる。掻痒はいつも夜間にあり、肛門部を掻くために病変部は複雑化する。幼女の場合、外陰炎も起こる。右鼠径部痛や通過障害、るい痩が偶発的に見られる。虫垂炎の成因における蟯虫症の役割については議論が多い(図1・虫垂中の成虫)。
神経所見と一般所見があるとき(肛門部掻痒、歯ぎしり、夜泣き、情緒障害)に、蟯虫症が原因のことがあるが、実際に立証されてはいない。
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