Sorry ,This page is written in JAPANESE. English version is not available

治療
  tiabendazole(Mintezol)は最も効果がある。 500mgの剤形で、昼または夕食後に1回頓服する。アルコールや興奮薬と一緒に服用してはならない。薬用量は 50mg/kgで、体重10kgあたり1錠となる。錠剤はつぶして飲める。副作用として、頭痛、悪心嘔吐、目眩、酩酊が生じることがある。それ故、服用後12時間は安静を保ち、24時間は車を運転しないのがよい。効果は著明で、他の抗ぜん虫薬に耐性を示す虫にも、1回投与で80%の駆虫率を得る。tiabendazoleの経口1回投与は、流行地域での集団治療に導入することは可能だろうが、副作用が前面に出ないものとしても、やはり時宜を得ない。albendazole (Zentel)はこれより人体への耐忍性があるが、動物実験で催奇性が認められるため、効果を得るためには 15mg/kgを3日間処方としなければならない。最近、ivermectine (Mectizan)が 200μg/kgを錠剤にて15ないし3週間余り内服することが提案されている(回旋糸状虫症の項を見よ)。
  糞線虫によってしばしば起こる、血中の好酸球が増多、その無秩序な変動と遷延につき原因追求するには、厳密な糞便検査を推し進めることであり、Tiabendazoleにより有効で迅速な経口治療がもたらされる。

熱帯医学データベースに戻る

AMDAホームページに戻る


      このページは、アムダ企画のご協力により作成されました。

            お問い合わせはmember@amda.or.jpまでお願いいたします。