Sorry ,This page is written in JAPANESE. English version is not available

病理
  カタル性十二指腸炎は、陰か上に成虫と幼虫が入り込んでいる像が見られる(図1)。虫は粘膜層にあり、浮腫、細胞浸潤、微小潰瘍と小出血、さらには分泌せんの過剰反応が認められる。自家感染の症例では、小腸壁への好酸球の浸潤と死んだ幼虫の周囲に肉芽形成が見られる。

図1

  重症例では、炎症性浸潤、粘膜浮腫、ときには潰瘍や萎縮を見ることがあり、幼虫によるリンパ管閉塞、幼虫の死骸の周囲に肉芽性反応や細菌性の重感染を伴ったという報告がある。幼虫が肺へ移行すると、肺胞壁の細胞浸潤や出血の原因となる。悪性型の場合、幼虫は全ての臓器に見られる。肝、肺、大脳、小脳に著しい。炎症反応はしばしば軽微であり、ときおり微小梗塞を形成していることがある。
 


熱帯医学データベースに戻る

AMDAホームページに戻る


      このページは、アムダ企画のご協力により作成されました。

            お問い合わせはmember@amda.or.jpまでお願いいたします。