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 治療


  治療は栄養体を死滅させることで、第1期には効率的だが、第2期はそれより落ちる。 sulfamide系はsulfadiazineまたはAdiazine 500mg錠として好んで用いられる。薬用量は大人で3-6g/day、小児には150mg/kg/dayである。一日に2-3回に分けて投与し、腎障害を防ぐために利尿が良好なことを確認しなければならない。
   pyrimethamineまたはMalocide系は50mg錠の抗葉酸薬で、小児には1mg/kg/day、大人には1日1錠投与する。大球性貧血、顆粒球減少症、血小板減少症を引き起こすことがある。筋注で葉酸を付加すれば、抗原虫薬の効果を落とすことなく、血液学的な危険性を少なくすることが出来る。催奇性があるため、妊婦への投与は禁忌である。
   sulfamide系と pyrimethamineは相乗効果があることが大変重要で、これらを合剤にすることは治療をより効果的にする。sulfamethoxazole-trimethoprime(Bactrim, Eusaprim)は大人には1日4錠、小児にはシロップを体重5kgに対し1さじ投与する。sulfadoxine-pyrimethamine (Fansidar)は経口または筋注で同じくらい良く処方され、週1回の投与でよい。
   spiramycineまたはRovamycineは 500mg錠を大人で2-3 g/day、小児には20-50mg/kg/day投与する。効果は若干劣るが、毒性がなく、妊婦では胎盤に蓄積し、胎児循環へも移行する。脳脊髄膜関門は通過しない。
  新生児、小児、大人の重症型トキソプラズマ症には、 sulfamide-pyrimethamine21日間コースを数クール行い、その後 spiramycineを1ヵ月間投与する。免疫不全患者にはsulfamide-pyrimethamine を数か月間休薬することなく投与する。不顕性感染している新生児にも、発育不全を防ぐ必要性から、同様の治療を行なう。診断が確定した妊婦への投与は、 sulfamide-pyrimethamineが出産まで用いられ、ときどきspiramycine に変更する。妊娠中絶も考慮される。良性の後天性トキソプラズマ症の治療の必要性には異論が多い。ある者は例外的な眼神経合併症を恐れて、 sulfamide-pyrimethamineを2クールと spiramycineを15日間投与する。眼病変には特別な治療が必要で、時折ステロイド治療が追加される。

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