Sorry ,This page is written in JAPANESE. English version is not available

症状
 小児の典型例:1-4歳に多く、全身症状(中程度で不定の発熱、食思不振、るい痩)と消化管症状(下痢、悪心、嘔吐)が急速に進み、筋肉痛と肺症状(咳嗽、好酸球を多含する喀痰、喘息様呼吸困難、頑固な変動性の肺浸潤)、皮膚症状(班状発赤、班状出血または膨隆疹、結節性紅班、 Quincke浮腫)、表面平滑で無痛性の肝腫大、時おり中程度の脾腫を見る。自然回復には通常数週間を要す。
   その他の症状:消化管症状が主体で、皮膚と呼吸器症状がその他の臨床症状となる。時おり神経学的所見が認められ、痙攣、欠落症状、意識障害、脳炎症状があると、幼虫が中枢神経系にいることが証明される。髄液中に好酸球を多含する。心への寄生は稀である。
   不定型:多くは成人例で、有熱性の虚脱、掻痒のある発赤、喘息様呼吸困難がある。はっきりしない型の多くは、明らかな症例に関連してか、集団の血液検査で見付けだされる。
   眼球型:青年と大人が感染して数年後にこれになることがある。一側の視力低下で明らかとなる。病変は眼球後部に好発し、網膜と脈絡膜内部に網膜剥離(図1)を合併したりしなかったりする。眼球の組織学的検査をしなくては診断が付かないことが多く、網膜芽細胞腫の恐れで摘出がなされる。

図1


熱帯医学データベースに戻る

AMDAホームページに戻る


      このページは、アムダ企画のご協力により作成されました。

            お問い合わせはmember@amda.or.jpまでお願いいたします。