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疫学
  Ancylostoma ceylanicum(セイロン鈎虫)はイヌ、ネコ、その他の肉食動物の鈎虫で、熱帯地方の跛行症の原因種である。A.brasiliense(ブラジル鈎虫)は前述種としばしば混同される。Uncinaria stenocephalaはイヌ科の、Bunostomum phlebotomumはウシ科の、Ancylostoma tubaeforme(ネコ鈎虫)とNecator suillusはブタ科の鈎虫で、極稀にこの原因となる。通常の宿主内では、これらの鈎虫はA.duodenale(ズビニ鈎虫)またはN.americanus(アメリカ鈎虫)のそれと同じ生活環をとる。一方ヒトでは、動物の鈎虫の幼虫は皮膚を貫通した後、表皮に留まり、数週間かけてゆっくりと表皮胚芽層を這い回って、多様な空洞を作る。
  ヒトは動物の排泄物に汚染されたものに触れて、経皮的に感染する。子供は湿った泥や砂でよく遊び、熱帯地方では池や水辺で長く水遊びをするため、また土とよく接触する職業(農民、稲作業者)の者は、跛行症に頻繁に感染すると説明出来る。
  本症は鈎虫の幼虫が発育し易い、高温多湿の国々に広く分布している。黒アフリカ、マダガスカル、東南アジア、アメリカ合衆国南部、アンチル諸島に見られる。

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