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症状
局在部位によって症状は異なる。筋の有鈎嚢虫症は頻度がとても高く、一般に無症状である。皮下の有鈎嚢虫症は、小結節を生検することで性状が判る。眼球部の病変は重篤で、幼虫は眼窩(眼球突出、斜視)、眼瞼、結膜、前房(虹彩)、ブドウ膜と網膜(重大な視力障害を引き起こす)に発育する。眼科的な診断はふつう容易である。嚢胞を作る脳の有鈎嚢虫症は、癲癇発作、様々な欠落症状、頭蓋内圧亢進症、精神錯乱症状を引き起こす。重症型では水頭症を合併し、底部の脳槽を冒す。
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