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 フォーゲル包条虫症とヤマネコ包条虫症
  E.vogeli(フォーゲル包条虫)とE.oligarthrus (ヤマネコ包条虫)の幼虫がヒトに見られるという報告が、ラテンアメリカ(コロンビア、エクアドル、パナマ)にある。
  E.vogeliは野性のイヌ科(Speothovenaticum)と森林のウサギ科(パカ)に寄生する。この幼虫は常に肝にいる。
 E.oligarthrusは野性のネコ科(ピューマ、ジャガー、ジャガランディ)とげっ歯類(オオテンジクネズミ)に寄生する。幼虫の寄生部位は筋と心筋のようである。
  幼虫は内部に仕切りのある胞虫嚢を作り、多胞性の病変を生じる。内容液と壊死巣に頭節を認める。森林地帯で生活環が築かれているため、この地域でヒトへの症例は少ない。
   
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