Sorry ,This page is written in JAPANESE. English version is not available

臨床症状
  T.saginataに因る条虫症は大抵無症候である。従って、体節を下着や寝具に見付けることで診断が確定する。
  消化管症状が時折見られる。多食症、るい痩、偽潰瘍性・偽膵炎性の腹痛、肝の仙痛に似た右季肋部痛、極めて稀にMac Burney点上の右鼠径部痛(図1・虫垂中にT.saginataを2隻認める)、悪心、嘔吐、おくび、胸やけ、交替性の下痢と便秘がある。
図1

  条虫症のその他の症状は極めて稀であり、住民によって誇張されたものである。小児や神経質な者には頭痛、性格変化、睡眠障害、痙攣発作、視覚障害(複視、視力の低下)、聴力障害、平衡障害、アレルギー性症状(喘息様呼吸困難、痙攣性咳嗽、発作的掻痒、 Quincke浮腫)がより頻繁であろう。このような所見は寄生虫学的に慎重に確かめても、条虫症との関連はないようで、疑診とされる。
 


熱帯医学データベースに戻る

AMDAホームページに戻る


      このページは、アムダ企画のご協力により作成されました。

            お問い合わせはmember@amda.or.jpまでお願いいたします。