Sorry ,This page is written in JAPANESE. English version is not available

疫学
   Fasciola hepaticaは肝の大型の吸虫で、大きさは2-4cmである(図1)。沢山の動物の胆道系に寄生し、特にウシ亜科とヒツジ亜科に多く、偶発的にヒトに寄生する。この中間宿主はLymnaea 属という貝で、メタセルカリアが水棲植物上で被嚢化する(図2)。ヒトへの感染は、野生のクレソン、ノヂシャ、、セイヨウタンポポ、或いは微小な食物片に付着しているメタセルカリアを、水分と一緒に経口摂取して起こる。胃内で殻が溶解して、メタセルカリアが放出され、この吸虫は直接胆道へ至るのではなく、小腸壁をうまく通過して腹腔、Glisson 鞘、肝実質を経て、肝内分枝で感染第10-12週に成虫となる。F.hepaticaに因る肝蛭症はもともと欧州の疾病であるが、欧州産の家畜が輸出されて、全大陸に広まった。
肝の巨大吸虫であるFasciola giganticaは大きさが6-7cmで、生活環はF.hepaticaのそれと大差ない。幾つかの地方の反芻動物ではこれが大変多く見られる。ヒトへの影響は中央アフリカ(チャド、中央アフリカ共和国、カメルーン)、東アジア、ハワイで認められる。
 
熱帯医療データベースに戻る

AMDAのホームページに戻る


      このページは、アムダ企画のご協力により作成されました。

            お問い合わせはmember@amda.or.jpまでお願いいたします。