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小腸の症状:水浴での感染後、約3ヵ月して出現する。下痢が最初の症状で、軟便または水様便が頻回で、時おり赤痢様の粘血便を見る。直腸に仙痛性の局部痛を伴う。テネスムスは普通に見られ、裏急後重は希である。直腸脱は殆ど認められない。全身状態は一般によく保たれる。   直腸鏡では多様な病変が明らかになる。粘膜の浮腫や充血、静脈怒脹、血管の網状化は殆ど特異的と云えない。潰瘍化の方がよく本症を想起させる。住血吸虫卵の周囲に一致して白色調の肉芽がよく認められる。これらには偽腫瘍性、炎症性、腺乳頭腫性、有茎または無茎性があり、容易に接触性出血を起こす。直腸またはS状結腸の生検でほぼ一定して陽性であり、特に伝播が疑われる地域ではそうである。   小腸部位の経過は一般に良好で、治療を必要としない。数か月以内に下痢と疼痛は消失する。小腸の半閉塞と出血が生じることはある。事実上、主要な問題は肝病変である。
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