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共通の症状


 貫入期または初期:本期はセルカリアが皮膚を貫入する時期に一致する。セルカリア性の皮膚炎がしばしば記述されているが、 S.haematobiumに因る住血吸虫症でははっきりしない。掻痒と膨疹性反応が引き起こされ、数時間後に消失する。 S.mansoniに因る住血吸虫症の場合には1−2日続くことがある。プエルトリコでは"piquina"、日本では”かぶれ”と呼ばれる。
 
 侵入期:この期はシストソミュールが移行し変態する時期である。虫からの抗原物質と毒素に臓器が反応し、発熱・発汗・頭痛を伴うアレルギー症状を齎らす。一過性の浮腫や関節痛・筋肉痛、咳嗽や呼吸困難、下痢も合併する。重篤な肝脾腫も見られることがある。血算では好酸球増多を伴う白血球増多が起こる。特にS.mansoni, S.japonicumの場合、初感染以外ではこの期は臨床上明確でなく、 S.haematobium, S.intercalatumに因る住血吸虫症や連続して再感染した時では不顕性である。
 
 ビルハルツ住血吸虫に因る住血吸虫症(CIM 120.0.)
  初期には泌尿生殖器の症状がしばしば現われる。これは膀胱と尿管、或いは生殖器への産卵数で説明される。虫卵周囲に出来る沢山の肉芽病変が合体して、泌尿生殖器系に重大な所見を齎らす。 S.haematobiumに因る住血吸虫症で他に見られる症状としては、時には成虫の一対が異所性に見られたり、虫卵に因る塞栓症が血流に乗って、産み出された部位から離れたところに引き起こされることがある。
 

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