国際協力ひろば

高校生パワー発揮!!
ボランティアサークル pupae
  佐々木奈緒

AMDA Journal 2001年 5月号より掲載

 3月27日、岡山県北部の津山市で高校生ボランティアサークル“pupae”が中心となり、AMDAのプロジェクト支援のイベントを行いました。


 1月上旬、私は初めてAMDAの本部を訪問しました。以前からAMDAの活動に興味があり、また、ホームページでAMDA高校生会の活動を知っていたので、私にも何かできることがないだろうか、と思ったからです。本部でお話を伺った時、高校生の私たちにも、活動資金の面で協力ができることを知り、また、津山でもっとAMDAのことを知ってほしいと思いました。

 友達と2人で相談し、高校の枠を超えた高校生ボランティアサークル“pupae(ピューピー)”を結成し、その初めの活動として、AMDAに協力するイベントを行うことにしました。全てのことが初めてで、何もわからないまま、AMDAの方と連絡を取り合いながら活動を始めることになりました。イベントの場所はジャスコの一角を貸していただけるということで、さっそく仲間集めを開始。チラシを作り、手渡しで参加の協力を呼びかけました。対象は美作地区の高校生。何人集まるのだろう、と期待と不安を抱きながら、休み時間はあちらこちら走り回っていました。気がついたら10人、20人と仲間が増え、イベントを行う時には、参加者は7校90人以上にも増えていました。

 2月20日、AMDAからの提案もあり、AMDAと、支援するプロジェクト“バングラデシュABC”についての勉強会を行いました。その時点までのpupaeの会員、知人、また新聞報道により知った方々が、中学生から大人まで約40人参加しました。AMDAから小池さんと藤田さんに来ていただいて話を聞き、自分たちが行っていることの大きさ・大切さを実感し、さらにやる気が出ました。

 3月17日・18日には、ジャスコの一角で、バザーの品物を集めました。ポスターや新聞を見て来てくださった、初対面の方々に、“頑張ってね、応援しているから”と温かい言葉をかけていただき、元気が出ました。学校によっては先生に協力を呼びかけたり、地域の人や商店街などにまで呼びかけて、品物を提供していただきました。そうしているうちに、どこからこんなにも集めてきたのだろうというように、バザーの品物が続々と集まってきて、ただひたすらびっくりするばかりでした。

 いよいよイベントが目の前になり、不安と焦りを感じながらも、一生懸命準備に走り回ってくれている仲間の姿に元気をもらい、できる限りのことをしようと心に決めました。勉強をする間もなく1日が終わってしまい(笑)、寝る間を惜しんで準備をしました。

 24・;25日、二日かけて値付け。本当に終わるんだろうか、というくらい、バザーの品物がありました。そして26日は、ジャスコで準備。大人の方に車を出していただき、バザーの品物を全部運びました。AMDAの活動写真を貼ったり、ワゴンに品物を並べてセッティングをしたり。予想以上に時間がかかりました。準備が全て終わり、イベントの会場を見回したときには、ここまでやり遂げたんだ、とすごく感動しました。

 当日は楽しかったの一言です。開店前に伴場さんとAMDA高校生会の3人に来ていただき、約90人の高校生が参加しました。なんと開店前からバザーのために並んで待っていたお客さんもいたと後で聞きました。1時間半交代で、各学校がそれぞれの時間を担当しました。3ヶ所の入り口では手の空いている人が募金を行い、とてもにぎやかでした。心配していたお客さんの数ですが、ジャスコのお客さんが立ち寄ってくれたり、わざわざバザーのためにジャスコに足を運んでくださった方も多数いて、とてもうれしかったです。日ごろおとなしい(と思われていた人が)大きな声を出して募金のお願いをしてくれたり、男子が重い荷物を運んでくれたり、と参加した高校生一人一人がそれぞれの力を発揮しました。 

 AMDAを通じて誰かの役に立ちたい、と高校生みんなが自分の力を発揮しているその時点で、このイベントは成功だ、と思いました。途中、全部売り切れるかな、と思っていたバザーの品物もどうにかほぼ終わり、自分たちの想像を越えたお金が集まりました。1日中交代で立っていた募金は、いままでのAMDAのイベントの中で最高だとか。みんな、ただ自分たちがやり遂げたことに驚いていました。そして、自分たちでもこんなにすごいことができるのだと、自信がつきました。イベントの準備をする中で大変だったことは、連絡を取り合うことでした。他校とは代表者会をし、各学校では集まって話し合いを重ねました。しかし、部活などで話し合いに全員参加できなかったり、人数が多かったので連絡が全員に行き届かなかったこともありました。また、学校の勉強をする時間が取れず、たまっていく課題に焦りを感じました。このような活動は勉強と同じくらい、いや、それ以上に大切なことだと思っていたにもかかわらず“私はこのようなことよりも勉強をするべきなのか”とも思いました。親に励まされ、何とか乗り切りましたが、このように勉強に追われ、ボランティアなどが気軽にできないのが現実です。


 このイベントを通じて一番楽しかったことは、多くの仲間に出会えたことです。当日初めて会った人もたくさんいました。90人もの高校生が、ボランティアをしようと集まったのです。そして、私たちの周りには、私たちがしようとすることを理解し、応援してくれた方々がたくさんいました。このような全ての方々のお陰で、このイベントは成功しました。私たちはAMDAに協力するボランティアをするつもりでしたが実際は、このイベントを通じて色々なことを学び、経験し、人のためにしたんだという気は全くしていません。これこそ本当のボランティアなんですよね。色々と大切なことを学びました。協力し、応援してくださった皆さん本当にありがとうございました。




緊急救援活動

アメリカ

アンゴラ

イラク

インドネシア

ウガンダ

カンボジア

グアテマラ

ケニア

コソボ

ザンビア

ジブチ

スーダン

スリランカ

ネパール

パキスタン

バングラデシュ

フイリピン

ベトナム

ペルー

ボリビア

ホンジュラス

ミャンマー

ルワンダ

ASMP 特集

防災訓練

スタディツアー

国際協力ひろば