ペルー

リプロダクティブヘルスに関する
行動を促進する活動
AMDA Journal 2003年11月号より掲載
AMDAペルー  エスカルレット・パロミノ  イレネ・ヤマダ

(翻訳 菊井伸也)

    
AMDAペルーの活動
リプロダクティブヘルス教育 ワークショップの様子

リプロダクティブヘルス(性と生殖に関する健康)の問題に関する AMDAペルーの軌跡はHIV/エイズの予防に始まり、成功をおさめてきている。こうして活動の年月を重ねるうちに、思春期の若者はHIV/エイズが何であるかの基本的な知識は持っているが、様々な状況に直面して自らを守る(セルフケア)個人的な能力に欠けていることが分かった。そこには、彼らを指導する親や教師などの教育の手法が、こうした問題を総合的に捉えたものでないという問題もある。
このような理由で、われわれの活動は、統合的なアプローチをとっており、感情・心理・社会的な側面も考慮し、セルフケアの促進や生活の質の向上に役立つ手段として健全な習慣の形成も含んでいる。また子供や思春期の若者に、彼等の健康に影響を与える諸要因をよりよくコントロールできる能力を発達させるような学びの場を提供したり、個人的な資質を開花させる積極的な主体となれるように指導したり、彼等の人生の計画を実現させる“決断”ができるように方向付けをすることである。
われわれは活動の対象とする人々と彼らの周りの人々の意識を、リプロダクティブヘルスについて自分の知識や体験を見つめ直すことを通じて、高めていきたいと考えている。その中で、AMDAペルーが様々な参加型ワークショップの手法を用いて、それを促進する仲介者となる。
われわれが実行しているワークショップは、自尊心を高め、社会的能力を発達させ、感情の伝達や意思決定を促進し、さらに性の健康的な経験・発達が可能になるように、リスクの高い行動を予防する知識を提供する。
現在、性的虐待や若年妊娠が多い地区において、子供や思春期の若者、親や教師に対してワークショップの活動を行っているが、こうした活動が徐々に普及してきている。
われわれの活動は、対象の人々によく受けとめられており、そのことが、より効果的な手法を作り出そうとするわれわれの努力の動機となっている。




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