ネパール

座談会
ブトワールへの「医療支援ミッション」に参加して


AMDA Journal 2000年 12月号より掲載

鈴木俊  今日は、ネパールのブトワールにありますAMDA子ども病院へ、9月中旬に医療支援ミッションへ行かれた皆様にお集まりいただきました。 ほとんどの方がAMDA兵庫支部の方で、過去に何度か足を運ばれた方もいらっしゃる反面、今回が初めてという方もいらっしゃるようですね。 「継続は力なり」とも申しますが、毎年必ず来て下さっている方には本当に感謝しております。 子ども病院の成長を感じていただけたのではないでしょうか。

また初めて行かれた方は、過去にとらわれない新鮮な目で当病院を観察していただけたかと存じます。 今回の座談会では、そのあたりをお伺いしたいと思いますが、まずは本ミッションに参加されるにあたってどのようなことを考えていらっしゃったのか、 どんなご縁があってご参加されたのかお尋ねします。それではレディーファーストで秋田さんからお願いします。

秋田  私はこれで3度目の訪問です。いつもは暢気なんですが、今回は珍しく「数日の日程の中でいったい自分に何が出来るのか、何の役にたつのだろうか」と考えました。 それというのも、以前に短期支援でプロジェクトに参加した時に、その国の文化や習慣、宗教、相手の価値観等を理解し認めたうえで、 相互理解が成り立ち、そこで初めて援助できると感じたからなんです。日本での看護方式(知識、技術)が、必ずしも適応し受け入れられるとは限らないでしょう。

日本人が居るときだけ、そう言われたからと守っていた清潔操作の技術や、その他の指導内容が継続して行われていない事が多いし、その必要性と継続を促すためにかなりの時間を要すると思うからです。 また今回はここにいらっしゃる皆さんをはじめ、経験豊かな方で医療チームが形成されましたし、 現在内科病棟に勤務している私が無理に休暇を取って参加する意味があるだろうか、という思いもありました。 弱気になっていた事が少なからず影響していたと思います。 でも僅か1年の間に子ども病院は大きく成長していて、私の不安は取り越し苦労に終わったんですが…。

早瀬  実は私も3回目です。今回は夏期休暇を利用しての旅行なので、ほんの少ししか滞在できないとは思いつつも、 何故だか妙にネパールが恋しくなって航空券を購入してしまうんです。

原田  私の場合、年初に遡りますが、AMDA兵庫の方から3ヶ月間麻酔科医として医療支援に行かないかと御誘いがありました。 その時は勤務先の調整等が得られず、残念ながら渡航は実現しませんでした。 大変申し訳なく、内心忸怩たる思いでおりました。そういったわけで、今回参加できたことによって、 誠に個人的ですが、心情的にもすっきりすることができました。 また、4回目の海外旅行ですが、アメリカ、カナダ以外の国は初めてで、英語が通じなかったらどうしよう、下痢をしたらどうしよう、 マラリア・デング熱になったらどうしようという、AMDAの皆様からすると恥ずべき偏見かもしれませんが、そんなアジアへの初旅行でした。

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ネパール子ども病院医療支援ミッション概要

日 時: 9月10日〜17日


参加者: 10名(医師3名、助産婦1名、看護婦5名、薬剤師1名)
 連  利博(医 師) 大畠 雅之(医 師) 原田 昌明(医 師)
 早瀬 麻子(助産婦) 秋田美乃枝(看護婦) 鈴木 由香(看護婦)
 柿森 恵子(看護婦) 高畦 信子(看護婦) 田中 幸子(看護婦)
 桂木 聡子(薬剤師)

訪問地: ブトワール市
旅 程: 9月10日 移動(関空─バンコク)
11日 移動(バンコク─カトマンズ─バイラワ─ブトワール)。
12日 スタッフ及び患者への訪問挨拶。その後は各自担当部署における観察、助言、指導等。
13日 術後回復室及び故篠原医師を偲ぶ空間の開設式後、前日と同様、各自各様の活動。
14日 病院スタッフとの意見交換後、6名はポカラへ移動、4名は病院へ残り、技術指導等。
15日 上記6名はポカラで小トレッキング後、カトマンズへ移動、4名は技術指導等後カトマンズへ移動。
16日 自由行動、バザー用グッズ商品の購入、出国(カトマンズ─バンコク)
17日 移動(バンコク─関空)



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