ミャンマー

ミャンマー子ども病院給食センター
建設活動に参加して

管理栄養士 和田 宣子
AMDA Journal 2001年 3月号より掲載

 2000年10月16日から11月25日までの約6週間、ミャンマー子ども病 院に併設中の栄養給食センターへの提言 を主な任務として、ミャンマーに派 遣されました。

 病院給食という概念がほとんど無く、栄養士という職業も存在しない ミャンマー。しかも厳しい気候・生活条件の 下、各種感染症も多いであろう 国で、はたして安全に給食が実施できるのであろうかという危惧の念を抱き なが ら、一方で、下見のつもりで参加した9月のAMDAスタディーツアー での子ども病棟の患児達の食事状態等から、 一刻も早い実施が必要であろう ことは容易に納得でき、微力でもお役に立つならとお引き受けした次第です。

 しかし、実際現場に入ってみると、当然のことながら、あらゆる面で恵ま れた日本の状況は全く参考にならず、 あくまでミャンマーで可能な方法での み立案せねばなりません。

 また、給食の対象者も入院患者だけではなく、資金的に余裕のある時には 外来の患者にも供与するという、お よそ日本では考えられない条件も示され ました。しかしこれは、保険制度の無い仏教国ミャンマーならではの、 美し き風習と言えなくもなく、否定してしまっては、せっかくの良き習慣を奪っ てしまう結果にもなりかねません。


結局、設備面では(食器の消毒にも使え 一挙両得と考え)外部に「かまど」を築いて対応することにしましたが、 そ の他にも、いろいろと頭を捻ることの多い毎日でした。設計段階からの参加ではなかったため、 衛生上の観点から変更せざるを得ない箇所も多々あ り、使 い勝手の面で問題を残しているのも事実です。

 (あくまで日本人の目から見た場合ですが)新しいもの と古いもの、きれいなものと汚いものが混然一体となっ て 存在している、不思議な魅力を湛えた国ミャンマー、食事 内容においても然りです。その魅力を生かしなが ら、しかし、絶対 に食中毒などの事故は起こさないように、給食に携わる人達全てに、その点 をいかに徹底して いくかが、今後の大きな課題であり責務でもあると考えています。私も事情の許す限り現地を訪れたいとは思っていますが、会員の皆 さま方にも、彼の地に赴かれた際には、ぜひお心に留めておいていただき たいと願っております。




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