緊急救援活動

スリランカでの
AMDA Journal 2005年 2月号より掲載

津波発生当初より、スリランカ事業を行っていた現地AMDAスタッフは、 被災者への救援物資配布を開始。ビスケット、石鹸、ろうそく、マッチ、タ オル、爪切り、ベッドシーツ、ろうそく、マッチ等をバケツに入れて1セッ トとし各家族に配布。
 今後衛生状態の悪化と避難所での集団生活が重なり、感染症の急激な広が りが心配されることから保健衛生教育による被災者支援を行う。
 地元(キリノッチ、ムラティブ、トリンコマリー県)の保健行政局長から、 AMDAが2003年から実践してきた、地元行政機関の現地スタッフ組織ととも に、教材となるAMDA健康新聞(タミル語、シンハラ語、英語の3言語表記) を用いながら、各小学校等を巡回して行う保健衛生教育が感染症予防に大変 有効であり、また他にこの事業を即実施できる団体がないことから、緊急救 援と平行して直ぐに巡回健康教育を再開して欲しいこと、更にこれまで実施してきた 地域だけでなくキリノッチ、 ムラティブ両県内の全ての小学校、トリンコマリ県内では全ての避難キャン プで予防健康教育を実施してほしい旨要望を受けた。
 これを受け、AMDAは地元保健行政の現場の保健スタッフに衛生教育方法 の指導を行い、加速的に広範囲で実践できるよう人材育成も行う。また、全 小学校、避難所等に配布掲示する保健教育ポスターをコロンボにて作成を開始。 トリンコマリでの保健衛生教育は1月7日から再開。
 和平進展に関しては、2003年夏以降政府側とLTTE側の溝は深まる一方で あったが、今回の大災害の中で協調する場面が具体的に見られた。12月31日 トリンコマリ県知事事務所での津波緊急救援対策会議には、県行政のトップ とLTTE側地域トップが同席、出席者は県保健行政局長を始めとする重要関 係者、国連機関、政府軍地域代表、スリランカRedCross、NGOs等約80名。 日本からは唯一、 AMDAがその会議に出席した。会議は、今回の犠牲者への追悼から始まり、「民族 、宗教の枠を越 えて、今こそスリランカ人として一致団結する時である。」という団結の意 が各代表から述べられた。迅速性、効率性と津波災害対策システムの構築を 目的に、全体を8つの委員会(レスキュー、物資配給、母子保健、公衆衛生、 情報処理、広報、ロジスティック、避難キャンプマネジメント)に分け、各 委員会には政府側とLTTE側の双方から担当者が配置された。AMDAは公衆 衛生委員会に属し、県保健行政局長、地元NGOとともに感染症予防のため の保健衛生教育を担当することが会議で確認された。
6日、キリノッチのマハディヤワラム校において、佐々木看護師、武 田看護師、(PHI)公衆衛生監督官、さらにボランティアも加わり「手洗い」を テーマに保健衛生教育を行った。子どもを主に対象とし、5〜16歳142名、17 歳以上22名の計162名が参加した。同6日午後は、心のケアの一貫として、同 学校にて子ども達とAMDA派遣者、現地スタッフとともに「椅子取りゲー ム」などのゲーム遊びを行った。
6日、長谷川副統括が南部ゴール(Galle)県ヒッカドゥワHikkaduwa病 院、避難民キャンプ、またカルタラ(Kalutara)県のNational Institute of Health Servicesを訪ね南部の避難民キャンプでの巡回保健衛生教育について 協議を行った。
 また、Nithian副統括は南部ハンバントタを調査し、7日未明にコロンボに到着したAMDAニュージーランド 支部のベンジャミン医師:内科(タミル系、ニュージーランドとオーストラ リアでの医師免許を有する、災害医療マネージメント、災害トラウマケアを 習得)、AMDAカンボジアのパン(Pann)医師らと3人でコロンボからキリノッチ入りする。AMDAニュージーラ ンド支部のAnn U.Georgeソーシャルワーカー(タミル系)が8日00:20コロンボ到 着。その後、トリンコマリ入りする。  15日、柳瀬Yoshiki看護師(ニュー ジーランド在住)コロンボ到着。その後トリンコマ入りする。

救援物資配布も継続する。




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