地元新聞の特集記事に航空機救援活動は「かけ」と載ったが、それは象徴的なくらいに緊張と激動と感動の3日間だった。1月30日に救援物資寄付を呼びかけ、31日、救援物資がどれくらい集まるのだろうという思いで空港にかけつけた。実質2日間での収集、梱包、積込作業であった。
急なお願いにもかかわらず、気持ち良く参加して下さった作業ボランティアの方、あるいは遠く県北から空港まで毛布を車で届けて下さった方、岡山市や各団体からの物資提供。ほんとうに多くの方の善意をいただいての活動となった。新聞やテレビを見てと本部に電話を下さった方の中には、「毛布を寄付したいが、どうしたら良いか」と問われ「空港で受付ます」と応えると、高齢で車もないのでとあきらめられた方も何人かおられた。また、物資受付場所の空港では仕事の都合をつけて作業の手伝いに来て下さった数人にも出会え、力強い作業となった。
阪神大震災の時にお世話になったボランティアの方々の参加も心強かった(参加ボランティア人数、2日間で延べ55名)
まさに、ボランティアはアムダの財産であり、「困った時はお互い様」という理念を目のあたりにした思いである。
2月1日、小雪のちらつく夕暮れ時、輸送機の飛び立つ空港は寒かったけれど、私達の心の中は熱かった。岡山からの善意が無事に被災地の人々の所に届きますよう様にと願いながら。
救援物資梱包作業
救援物資積み込み作業 |