カンボジア

「CAMBODIA JAPAN FRIENDSHIP SCHOOL」 完成報告 〜チャンバック小学校再建プロジェクト〜

コミュニティーサービス局
伴場 賢一
AMDA Journal 2001年 5月号より掲載

 さかのぼること半年ほど前、カンボジアの雨季の中で最も降雨量が多い時期、雨に濡れ果て黒くたたずんだ建物、 初めて見たチャンバック小学校は物質社会に住む私にとってとても子どもたちが教育を受けられる場所とは思えなかったといっても過言ではありませんでした。

 そんな状況の中、2年前から現地の強い要望に応えAMDA高校生会がスタートしたチャンバック小学校再建プロジェクトは、 さまざまな皆様のご好意のおかげで新校舎(名称:Cambodia Japan Friendship School)が完成し3月14日開校式を迎えることが出来たことを報告させていただきます。

 建物は平屋建ての2棟。4つの教室と、職員室、当初の予定では図書館として利用する予定だった部屋は 図書室と兼用してAMDAが継続的に支援してきたデイケアセンターの幼児たちも利用できることになりました。

 その他に、給水・電気に雨水を利用するトイレも完備され、晴れ晴れとした青空のもと、 のどかな風景の中に白い壁と赤い屋根の校舎は一層誇らしげに建っています。

 カンボジアでは長年続いた内戦、そしてポルポトによる粛正と言う名の大虐殺 (虐殺の対象は主に公務員・教員・エンジニア・医師などの知識階級であった)により、 国を担う人材の不足、さらには安定した教育が受けられない事が危惧されています。

 それだけに教育に対する思い入れは大きく、また小学校がコンポンスプー州で初めてのコンクリート建ての小学校であることから 開校式には現地から全校生徒はもちろん代議士・州副知事、日本側から在カ日本大使館の渡辺2等書記官· (株)ウエスト・AMDA関係者を始め1,500人もの人たちにご出席いただき盛大に執り行われました。

 開校式の後、日本から参加した4名のAMDA高校生会メンバーがそれぞれに出来たばかりの教室に集まった児童たちへ、 思い思いに折り紙・縦笛・簡単な日本語の紹介を行いました。ほんの1時間程度の時間でしたが、 初めは恥ずかしがっていた児童たちも次第に打ち解けて、遠いところからやってきたお兄ちゃんお姉ちゃんと一層目を輝かせながら楽しい時間を過ごしました。

カンボジア・チャンバック小学校再建プロジェクト
新しい教室、新しい遊具を子どもたちはとても喜んでくれました

 最近の日本のニュースでは、高校生の犯罪・凶悪犯罪の低年齢化などが取り上げられていますが、 言葉も文化も分からない異国でこうしてボランティアを行い、自らアルバイトをして旅行費用を賄った高校生がいることが日本人として、とても誇らしく思えます。

 今回の再建プロジェクトはこれからが本番です。先の理由の通りカンボジアで直面している問題の少しでも手助けになるように、 また首都プノンペンと比べ地方都市とは大きな格差が見られるため、AMDAでは今後もこのCambodia Japan Friendship Schoolをモデルケースに、 現地の希望を聞きながら、地域教育の場として、地域開発を行っていきたいと考えています。

 今後とも皆様の変わらぬご支援ご理解を賜れますようよろしくお願い致します。

 最後になりましたが、今回のカンボジア・チャンバック小学校再建プロジェクトへ多大なご支援をくださった(株)ウエスト様、 ジャスコ(株)岡山店様、カトリック広島教司会関係の皆様、街頭で募金をしてくださった皆様、ご協力をいただいた皆様、 そして何よりも街頭で声を張り上げ募金活動を続けてくれたAMDA高校生会のメンバーたち本当にありがとうございました。





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