AMDAボリビア調整員 マルタ・フォイアニーニ (翻訳 小林 美保)
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交通事故患者の固定と運送の研修 |
1998年以来、AMDAボリビアは災害時における医療の質を向上させるために、「緊急時における外傷への対応」
に打ち込んできました。
今年はすでにATLS(Advanced Trauma Life Support:外傷救急救命研修)コースが4回開催され、年末まで
にATLSコースをさらに2回とPHTLS (Pre-Hospital Trauma Life Support:病院搬送前外傷救急救命研修)コ
ース1回を計画しています。
4月16日〜18日にポトシ市で開催された今年最初のATLSコースには医師 16名が参加しました。全員がコース
を修了し、4人が指導者認定を受けました。4人の指導者がサンタクルス市から赴き、ポトシ市のような町でコ
ースが開催されるというのは珍しいことです。ポトシ市は高地にあるため、参加者の中には睡眠や呼吸の問題
に悩まされる人もいましたが、講義や実技で支障を来すようなことはありませんでした。
第2回ATLSコースは6月11日〜13日にサンタクルスで開催され、14人が参加しました。全員がコースを修了しました。
引き続いて第3回ATLSコースが7月23日〜25日にサンタクルスで開催され、参加者16人中15人がコースを修了しました。
第4回ATLSコースは8月27〜30日にサンタクルスで開催され、参加者14 人全員がコースを修了しました。
現在は2004年11月5日〜7日にラパス市で初めてのATLSコースを準備しています。これは国内で5番目の教育
センター設立の重要な機会です。我々の理想は高く、目標を達成できると信じています。
今年最後のコースは12月3日〜5日に開催予定です。今年初めてのPHTLS コースになります。
2005年には引き続き救急の外傷の診療を向上させ、できるだけ多くのコースを開催したいと計画しています。
少なくとも毎月1コースを開催するのが目標です。 |