ボリビア

ボリビア救急救命研修

AMDA Journal 2003年12月号より掲載

AMDAボリビア支部長
ホルヘ・ファイアニーニ

1998年以降、AMDAボリビアは、災害発生時の処対応の質の向上を目的としたEPRT(緊急時における予防と対応)プログラムに尽力してきました。

医師、医学生、看護師、救急救命士、消防車ドライバー、救助担当者や緊急時対応の政府担当者ら、人的資源の確保においては、緊急処置時における特定分野の知識向上を目的としたATLS(救急救命医研修:Advanced Trauma Life Support)やPHTLS(救急救命関係者研修:Pre-Hospital Trauma Life Support)等いくつかの研修コースの内容充実により、ここ数年で随分と成果があがりました。

救急治療の研修範囲は、大きく広がりました。災害場所における対応、搬送中や病院における対応といった異なる段階での外傷治療のみならず、急性疾患によって発生する緊急事態における非外傷患者の処置や、子供たちへの特別な対応についても考慮しなければなりません。

今年は6つの研修コースを行いました。2回のATLSインストラクター研修コース(1回目は、1月24日〜26日、2回目は、2月21日〜23日)がサンタクルスで行われ、研修参加者全員が無事に研修を終えました。3月28日〜 30日には、PHTLSコースを行い、32名の参加者全員が研修を無事に終えました。そして、6月28日〜30日、サンタクルスで行われたATLSコースでは、14名の参加者のうち、3名がインストラクターとして認証されました。7月4日〜6日には、別のコースがコチャバンバにて行われ、参加者14名のうち4名がインストラクターとして認証されました。最後のコースは、サンタクルスにて8月29日〜31日の間行われました。16名の参加者のうち2名がインストラクターとして認証されました。

交通事故患者の固定と運送の研修
交通事故患者の固定と運送の研修

いずれのコースも、とても系統化された方法で行われました。参加者の評価はとても前向きなもので、参加者は、これらの研修コースは自分たちの実際の活動にとても有効であると意見を述べていました。

私たちの将来的な活動として、急性疾患患者、病理学に基づく外傷・非外傷患者のマネージメントを引き続き改良していきたいと思います。そして、私たちの医学教育施設の創設という目標に向かって、このプログラムをボリビアの他の都市にも広めていきたいと思っています。

研修インストラクター
エステバン・フォイアニーニ

AMDAは、ATLSコースやPHTLSコースへの財政支援を通して、ボリビアにおける医療の質の向上のために大変役立っています。幸運にも私は10年以上にわたり、アメリカ合衆国、ドイツ、スイス、エクアドル、そしてボリビアにおいてATLSのインストラクターを務めてきました。

経済的な余裕がないにもかかわらず、研修は最高の構成と質を維持しています。インストラクターの質は最高レベルですし、参加者はとても熱心で意欲的であり、みな達成感とともに研修を終えています。一般に参加者はみな彼らが今まで参加した研修の中で最高の研修だったと言い、彼らが今後患者の対応にあたる際、有効に役立つと思います。

AMDAの支援がなければボリビアでのATLSコースは始めることができなかったでしょう。今後、外傷患者の治療における医師の教育を自立して続けていくことになります。この活動を開始するにあたり支援をいただいたAMDAに対して私は永遠に感謝し続けることでしょう。私の同僚たちや関係者に代わって感謝したいと思います。

AMDAボリビア支部長
コラル・クリスタルド

2003年6月以降のATLSコースのインストラクターとして、ATLSコースとPHTLS コースの与えるインパクトについて短いですが、コメントしたいと思います。

まず最初に私は、数年前の学生時代にこれらのコースへの参加のための費用を半分負担してくださったAMDAボリビアに感謝の意を表します。そのおかげで私は医療研修、特に外傷患者に対する治療においての知識を得ることができました。もし今後AMDAの支援が続くなら、それは急性患者や外傷患者の処置研修に参加する多くの人々のために役立つと私は確信しています。

(翻訳 上原 康代)




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