「救える命があればどこまでも」のスローガンのもとに災害救援活動を実施しているAMDA多国籍医師団の強化のために2つの国際会議の準備を進めている。
最初は11月23日と24日にインド連邦首都ニューデリーで開催予定の「第20回AMDA国際会議」である。2百年に1度といわれた2004年12月26日に発生したスマトラ沖地震・津波被災者救援活動の3年目の検証である。それと共にAMDA多国籍医師団の中央アジアと南西アジアにおけるネットワークの拡充である。
次は11月30日から12月2日にフィリピンのレガスピ市で開催される「第1回AMDA アジア緊急救援担当者会議」である。レガスピ市は、2006年に発生した台風による被災者救援活動をAMDA多国籍医師団が実施した場所である。犠牲者および家族のために合同慰霊祭の実施と、AMDA多国籍医師団を支える緊急救援調整員強化プログラムの実施である。