ネパール支部の巡回診療は、ネパール市民に十分に認知されており、巡回診療車を見て多くのデモ参加者が治療を求めて集まってきました。また、ネパール支部の活動は、連日新聞などのマスコミに取り上げられ、デモによる負傷者に治療内容や負傷者数を通して、デモの様子を市民に伝える貴重な情報源ともなりました。
■診療時間:8:00〜18:00(デモの状況によっては20:00まで)
■チーム:医師2〜3人、救急隊員2人、看護師1〜2人、運転手1人で構成したチームが2チーム
■医師 アーチャリアー・P・ラメシュ(AMDAネパール代表)ら9名
救急隊員・看護師・運転手 レグミ・スデッシュら8名
コントロール室員 カティワダ・ゴビンダら7名
■調整員 谷口敬一郎(AMDA本部)
患者数:1日10〜50人(デモの状況、激しさにより異なる)
患者は抗議デモの参加者、治安当局の双方を含み、巡回診療チームは合計194人に対して診療を行いました。
治療内容:応急処置としての傷口の消毒や傷の縫合、骨折や捻挫部位の固定(添え木)、ゴム弾による傷の手当て、また鎮痛剤や抗生物質などの医薬品の支給など