避難所は5箇所に急遽設置され、2006年2月28日の時点で合計3272人(920世帯)が避難していた。一番離れた避難所で地滑り災害現場から約9キロ離れたところにある。
AMDA医療チームが活動した避難所は2箇所で、クリストレイ高校避難所とカトモン小学校避難所。主な活動が行われたクリストレイ高校避難所を選定した大きな理由として、地滑り災害が起こった地区の住民を収容している避難所で、直接および間接的に被害を受けている人が多いことがあげられる。災害当日児童約250人が通っており、地滑り後完全に埋もれてしまったギンサオゴン小学校もその地区にあたる。その他の選定理由として、その避難所には常駐している医者が必ずしもいないことや地元政府の緊急災害医療マネジメントチームより要請があったことなどがあった。カトモン小学校避難所でも同じく緊急災害医療マネジメントチームの依頼を受け、診療活動を行った。