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2006年度 AMDA「医療と魂のプログラム」(ASMP)

「フィリピンにおけるASMP医療、歯科ミッション」

第1回2006年4月1日
場所;フィリピン、マンダルヨン市、女性犯罪者更正施設、女性刑務所
協力;アジア・モバイルクリニック・サービス、ナイツ・オブ・コロンブス、
   マニラ・チャイナタウン・ライオンズクラブ
受刑者総数15450名 内科診療327名 歯科診療89
終身刑にされている外国籍の未成年、老齢の受刑者を診療、病状の深刻な者に対しては政府の病院を紹介。また、全ての患者に対し回復に十分な薬を無料で提供。

第2回2006年5月8日〜21日
3段階に渡る予防医療プログラム
場所;フィリピン マニラ市 刑務所
協力; 同上
第1段 監房の清掃と受刑者への衛生教育
第2段 監房の燻蒸消毒と病原菌を媒介する蚊の駆除。防虫剤を散布。受刑者の皮膚病の蔓延や皮膚感染の防止に努めた。
第3段 医師、看護師、薬剤師、医療スタッフによる内科、歯科の診療を実施
受刑者27000名 内科診療500名 歯科98名

「ASMP International Conference2006」 (平成18年度年次総会)
2006年6月29日
場所:すこやか苑4階
国際自由宗教連盟会長 アビィ・ジャナマンチ師、AMDA International名誉顧問、フィリピン医師会前会長 プリミティボ・D.チュア医師を招き、ASMP関係者による昨年度の活動報告と今後の方針などについて協議。
慰霊祭の活動予定

*戦没者慰霊
フィリピン 2006年12月1日、インドネシア、カンボジア
*スマトラ島沖地震津波被害者慰霊
インドネシア・アチェ2006年12月26日、インド チェンナイ2007年1月30日
*フィリピン・レイテ島地滑り災害被害者慰霊  2007年2月

 
ASMP: AMDA Soul and  Medicine  Program(アスンプ)
   AMDAでは緊急救援活動等をとおして、かつて第二次世界大戦に巻き込まれた人々の心と現実に向き合ってきました。AMDAの名誉顧問であり、元フィリピン医師会会長である中国系フィリピン人のプリミティボ・チュア氏からAMDAの人権と平和の定義を機軸とした、AMDA『魂と医療のプログラム』が提唱され、2000年より開始しました。
 AMDAの人権の定義とは、相手の存在を認めることです。具体的には「あなたを忘れていません。あなたを必要としています」です。
 AMDAの平和の定義とは、「今日の家族の生活と明日の家族の希望が実現できる状況」です。家族の生活とは食べられて健康であること。希望とは子どもに教育をうけさせることです。この平和を阻害する要因として、戦争・災害・貧困があります。
 AMDA『魂と医療のプログラム』は、アジア各地の平和構築を目的としています。災害等犠牲者や第二次世界大戦の戦没者の人権については魂の永遠性を専門とする宗教者による合同慰霊祭を、戦争に巻き込まれた人々の家族にはAMDAによる医療を通した平和の追求を行おうとする、宗教者の方々との合同事業です。
 
 


 
 

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