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 麻疹 MEASLES,ROUGEOLE
ICD-9 055. ICD-10 B05.


  麻疹は世界中に見られるウイルス疾患である。これの罹患率は地域別に大差なく、20歳までに感染する者は90%を超える。
死亡率は国によってかなりの違いがあり、熱帯地方が最も高く、その格差は地理的条件や社会経済的な条件に左右される。先進諸国では、麻疹の症例死亡率は1千症例当たり2-3であるが、貧困国ではこの死亡率は10倍以上高い。
  裕福な国で麻疹が良性の疾患になったのは、重感染の合併症に対する治療法の改善や生活環境の改善が挙げられよう。第三世界の国々でこの問題を本当に解決するためには、確実だが実施費用のかかる予防接種だけでなく、社会基盤の整備も重要である。
 


 疫学
 症候
  合併症のない麻疹
  麻疹の合併症
 診断
 治療
 予防


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