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 サルモネラ症・赤痢


サルモネラ症(salmonellosis, salmonellose)

サルモネラ属は1つの種(S.enterica)のみを指すのでなく、生化学的特性の違いで完全に7つの亜属に分けられる。人間と温血動物から分離される殆ど全てのSalmonella株は、幾つかに区分される血清型のうち、亜属Iに入れられる。これらの血清型は抗原型によって分けられる。Salmonella属に関しては、亜属Iの血清型の菌に付けられた名称は、実際の臨床での利便性から、以前ほどイタリック体の種の名称で呼ばれることはなく、血清型で呼称される。Salmonella Typhimuriumにしても、S.enterica enterica亜属Typhimurium血清型と呼ぶところを、単にSalmonella Typhimuriumと称している。
サルモネラ症の臨床分類は、普通は主要サルモネラ症(腸チフス、パラチフス)と、その他多数のサルモネラ血清型による希少サルモネラ症(非チフス型)に分けられる。前者は重篤な菌血症を起こし、後者は健常な免疫機能をもつ者では食物性の感染毒による良性の消化管障害を、免疫不全者では重症の菌血症を起こす。

 

腸チフス・パラチフス FIEVRES TYPHO-PARATYPHIQUES, SALMONELLOSES MAJEURES


 

腸チフスICD 001. パラチフスICD002.


 
疫学(epidemiology)
 病体生理(pathophysiology)
 症候(symptomatology)
 診断(diagnosis)
 治療(treatment)
 予防(prevention)

非チフス性サルモネラ症 (salmonelloses non typhiques)

非チフス性サルモネラ症は、熱帯地方に広く見られ、治療上の難題を抱えている。

 
疫学(epidemiology)
 症候と診断(symptoms and diagnosis)
  消化管サルモネラ症(salmonellosis in the G-I tract)
  サルモネラ菌血症と局所型(sepsis and focal infections)
  治療と予防(treatment and prevention)

   

赤痢 (shigellosis, shigelloses, ICD 004.)

赤痢菌が原因で起こる急性の結腸直腸炎は世界中に見られるが、熱帯地方でしばしば猛威を揮う。
Shigella dysenteriae typeIによる症状が最も激しく、Sh.flexneriの毒性はそれより弱い。Sh.boydiiSh.sonneiは水様性下痢を引き起こし、自然寛解する。Sh.flexneriSh.dysenteriae typeIは発展途上国で最も頻繁な種で、Sh.sonneiSh.flexneriは先進国で分離されることが一番多い。

 
疫学(epidemiology)
 症状(symptomatology)
 診断(diagnosis)
 鑑別診断(differential diagnosis)
 治療と予防(treatment and prevention)

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