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地域的な回帰熱
スペイン・モロッコの回帰熱では、急激な発病の後、4-5日して不規則な回帰熱を見る。疑診例では髄膜炎型が特に多く、重篤な肝腎不全を合併することがある他は、概ね予後良好である。中近東の回帰熱はマダニによって媒介されるが、咬着自体も有痛性である。熱発はより間欠的で真に回帰性である。神経障害(痙攣、譫妄)が頻繁である。
抗生剤の実用化前は、死亡率が30%で、今でも依然高い。黒アフリカの回帰熱では、普通マダニの咬着部に局所反応を起こす。発病はしばしば急激で、ついて起こる無熱期は短い(3-4日)が、何回も起こる(10回くらい)。肝腎と眼病変が合併しやすい。治療を行なわないと、予後は厳しい。南米の回帰熱は前述に近いが、予後はこちらの方がよい。北米の回帰熱は予後良好である。
 
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