Sorry ,This page is written in JAPANESE. English version is not available
/H2>
熱帯には性病である梅毒と、フランベジア、ベジェル、ピンタという非性病性(または風土性)の4つのトレポネーマ症がある。これらのトレポネーマ症は、それぞれの疫学、症状、予後が異なる。しかし検査室でこれらの病原トレポネーマをきちんと鑑別する方法は、形態学、動物接種、免疫蛍光法をもってしても完全でないため、(3種ないしは4種のトリポネーマに同定する)多数派と単一派の間で論争が続いている(後述)。現実には、熱帯地方の出身で、血清学的に梅毒陽性の者のうち、梅毒の症候が認められない者を非性病性トレポネーマ症と呼んでいる。
アフリカでは、実際にフランベシアとベジェルが再び増加している。アフリカ西部とサブサハラ地方だけに流行が見られ、東アフリカは比較的影響が少ないようである。具体的には6ヵ国(マリ、ニジェール、セネガル、ブルキナファソ、ガーナ、象牙海岸)の 120万人の子供が、ベジェルまたはフランベジアに発病中または感染源、或いは不顕性で感染していると推定される。逆にアジアとアメリカ大陸では、風土性のトレポネーマ症は減少している。

 フランベジア(framboesia, pian) ICD102.

  フランベジアは最も破壊的な、風土性トレポネーマ症である。感染局所は本質的に皮膚と骨で、熱帯の森林地帯の幾つかに見られる。

 
疫学(epidemiology)
 症候(symptomatology)
 診断(diagnosis)
 治療と予防(treatment and prevention)
 

ベジェル(endemic syphilis, bejel) ICD 104.4.

  ベジェルまたは風土性梅毒は、非性病性の風土性トレポネーマ症の1つである。中近東、アフリカ(サヘル地方)の半砂漠地帯に見られる。
 
 
疫学(epidemiology)
 症候(symptomatology)
 診断(diagnosis)
 治療と予防(treatment and prevention)
 

ピンタ(pinta, carate) ICD 103.

  ピンタまたはカラテは皮膚だけに起こる非性病性の風土性トレポネーマ症で、ラテンアメリカの一部の地域に見られる。
 
 
疫学(epidemiology)
 症候(symptomatology)
 診断(diagnosis)
 治療(treatment)

梅毒(venereal syphilis, syphilis venerienne, ICD 091.)

Treponema pallidumによるトレポネーマ症で、世界中に広がる代表的な性病性疾患である。人間の移動の増加や性行動の変化などによって、近年先進国でも増加の傾向が認められる。
 
疫学(epidemiology)
 症候(symptomatology)
 診断(diagnosis)
 治療(treatment)


 トレポネーマ症の鑑別診断(D/D)

熱帯医学データベースに戻る

AMDAホームページに戻る

      このページは、アムダ企画のご協力により作成されました。

            お問い合わせはmember@amda.or.jpまでお願いいたします。