非定型抗酸菌症の検査と診断


 非定型抗酸菌の細菌学的な分離と種の同定が確定診断。血液培養がよく行なわれるが、熱帯の現場では至適温度の設定など困難が伴うため実施は困難。
エイズに合併したMAC感染症では、皮膚病変、血液、便、胃液や小腸粘膜(内視鏡やエンテロ試験で採取)、喀痰を用いた塗沫標本から、Ziehl-Neelsen染色で直接検鏡して証明できることが多い。
熱帯地方でも北米と同様に、エイズに合併した非定型抗酸菌症は殆どがMACによると考えて良いだろう。


熱帯医学データベースに戻る

AMDAホームページに戻る


      このページはAMDA学術委員会により作成されました。

            お問い合わせはmember@amda.or.jpまでお願いいたします。