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疫学
病原体はR.conori(同義語:Dermacentroxenus conori)で、保有動物は元来イヌであるが、他の動物(げっ歯類、ウサギ、ウシ科の動物)も感染することがある。
イヌマダニ(Rhipicephalus sanguineus)が主要な媒介昆虫だが、他のマダニも関与する。マダニはダニ目に属するが、その生態はトコジラミのそれと似ている。夜間活動性のことが多く、全発育過程で吸血し、終宿主を好んで吸血するが、(ヒトのような)偶発的な宿主にも付くことがある。感染動物を吸血して感染し、終生感染したまま過ごし、子孫に継代感染する。R.conoriでは継代感染が種の保存に重要な役割を果たす。全ての脊椎動物と同様、ヒトは感染したマダニに吸着されて感染する。ごく稀に結膜から感染する。
ボタン熱は夏期にヒト、マダニ、イヌが頻繁に接触する地域で突発することが多い(葡萄収穫時のチフスと呼ばれる)。大半の症例が農村部で生じる。地中海の平野部(マグレブ地方)の多くが浸淫地帯となっている。中近東、黒アフリカ、欧州全域で散発例が見られる。

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