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診断
腰椎穿刺を有効に行い、かつ髄液を細菌学的に解析する手法が不可欠、という技術的な問題がしばしばある。流行時に脳脊髄膜炎を殆ど確診させる髄液所見であっても、菌の分離前では他の菌と見誤る可能性がある。他にも病初期や劇症型の一部には、髄液が僅かに異常なだけで、見た目には完全に清明なことがある。
髄液を遠心分離して沈殿物を染色すると、多数の多核白血球と、Gram陰性双球菌の髄膜炎菌が細胞の内外にしばしば含まれる。腹水または血液寒天培地による培養には16-36時間かかるが、技術的に常に可能というわけでない。分離された髄膜炎菌の血清型の同定は、疫学と予防に利用される。
髄液からの可溶性髄膜炎菌抗原(A,B,C群)を証明すれば、細菌学的検査で失敗(特に起炎菌分離前に抗生剤を使用したとき)しても、診断を補える。
ラテックス試験は迅速で簡便であり、現場で行なえる(Slidex Meningite, Biomerieux) 。
 
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