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疫学
アメリカヒストプラズマ症、 Darlingヒストプラズマ症、小型ヒストプラズマ症)は同義語である。
本症は組織単球性の細胞で発育するのが特長的なHistoplasma. capsulatumは小型の胞子で、肺によく見られる真菌症である。Darlingによりアメリカで最初に記述されたが、世界中に認められる。

Histoplasma capsulatumは二相性の菌である。人体では小型(1-3μm )で芽胞を有す、屈折性のある壁をもつ胞子型で、PAS染色でよく染まる。 Sabouraud培地で培養されるか、浸淫地帯の土壌中では腐生菌の状態となり、菌糸型を呈す。これは隔壁のある1-2μm 大の明るいフィラメントで、胞子の付け方は2通りある。1つは円形または梨型の小胞子で、もう1つは結核菌状またはいが栗状の6-15μm 大の厚膜胞子で、Histoplasuma種に特徴的である。
H.capsulatumに因るヒストプラズマ症は、多数の野性動物や家畜に感染するが、真に保有しているのは、浸淫地帯の土壌である。特に有機物質が豊富な(鳥類の糞、コウモリの糞の)土壌に多い。感染形式は、胞子を沢山含んだ塵埃を吸入することである(従って、森林や洞窟で働く、農園労働者やハトの飼育者に多い)。本症はごく希に、消化管からや皮膚剥離で感染することがある。ヒトからヒト、動物からヒトへの感染はない(理由は、ヒトや動物は酵母型をもち、感染力のある胞子を作る菌糸型がないからである)。

Darlingヒストプラズマ症はアメリカ大陸に多い。米国(ミシシッピとオハイオの渓谷地帯、アパラチア山脈)、中米(パナマ、ホンジョラス、コスタリカ、メキシコ)、カリブの島々(プエルトリコ、トリニダード、キューバ、仏領アンチル諸島)、南米(コロンビア、エクアドル、チリ)に見られる。アフリカではザイール、タンザニア、ケニア、スーダン、ジブチ、ガボン、ベナンと、特に南部に分布するが、北にも散発的な症例がある。アジアではインド、タイ、ベトナム、日本、香港、インドネシア(ジャワ)、フィリピンで知られている。オセアニアではオーストラリア、ニュージーランドで認められる。欧州では(恐らくイタリア北部の症例を除き)、重要な報告は知られていない。
 
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