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治療


 寄生虫薬を用いた治療:一般的に効果がある薬剤はない。これらの使用については論争が続いている。1960年以来、3種の薬剤が大規模な実験の対象となり、雌成虫が出現する際に効果のあるものについて、報告がなされている。これらはniridazole(Ambilhar, 25mg/kg/day, 10日間)、tiabendazole(Mintezol, 50mg/kg/day, 3日間)、metronidazole(Flagyl, 成人で400mg/day, 10日間)である。
 症状の緩和が得られ、炎症を抑えながら虫も迅速に除去可能となる。けれでもこれらの薬剤では、健常な皮膚に再び虫が出現するのは妨げられない。実際、これらは宿主に対して常に抗炎症作用を発揮する。diethylcarbamazine(Notezine)、mebendazole(vermox)艪ィよびlebamisole(Solaskil)は満足のいく結果をもたらさない。
 
 昔からの巻取り法:小さな棒の外側に虫を巻き付けて除去する方法は、今でも有用である。幾つか不都合な点もある。時間がかかることでは、虫体を取り除くのに1−4週間を要し、破裂や二次感染の合併がある。
  二次性細菌性合併症を防ぐ適当な手段として、看護婦が頻繁に皮膚を消毒しながら、同部を湿らせておく必要がある。抗生剤療法は、菌に適応したものがあれば必要不可欠である。全員に破傷風の抗毒素を注射して、予防しなくてはならない。従来からの抗炎症療法は局所症状を抑え、巻取りを容易にするもので、後に寄生虫剤へ変更ないしは併用可能である。
 
 合併症:外科的治療がしばしば用いられる。化膿性の病変では切除、乾燥壊疽では削除の適応があり、メスの刀で排膿する。関節炎の一部では滑液の吸引排泄または関節切開すべきである。脊髄圧迫をみれば、緊急に椎弓切除術を施行する。
 

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