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マンソネラ糸状虫 症


  本症では4種がヒトに認められる。血中にはMansonella perstans Mansonella ozzardiのミクロフィラリアがいる。これらの大きさは小型(200 μm )で鞘がないことからWuchereria bancroftiと鑑別が可能である。これは南米やアフリカでしばしば合併する。旧大陸ではLoa loa との合併がある。皮内にはM.streptocercaのミクロフィラリアがおり、後端が《司教の十字架》様で、大きさが200 μm であることから、アフリカで合併することがあるO.volvulusと分別される。同様の鑑別は、M.rodhainiが最近記述されているガボンで有用である。
  これらの糸状虫 の伝播はブヨ(culicodes )による。成虫がどこに寄生するかはよく解っていない(M.perstansM.ozzardi は漿液中か?M.streptocercaは皮内か?)。臨床症状(掻痒?)と生化学所見は未だ一致を見ず、diethylcarbamazineの感受性は論争中である。M.perstansはmebendazole に感受性があるようだが、ivermectine には全く反応しない。
 

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