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症状と診断   臨床症状は僅かにしか見られない。腹痛、通過障害、悪心があり、内視鏡で胃と十二指腸壁の粘膜に、1ないし数匹の幼虫が突きささっているのが明らかとなる(図1)。バリウム透視で偽性腫瘤像が認められることがある。腸閉塞と穿孔性腹膜炎は頻繁である。

図1

診断は内視鏡が利用出来ない状況では困難である。好酸球増多は一定でなく、血清反応が用いられる。手術での病変像は非特異的である。病理組織学的に意表を突いて診断されることが最も多い。肉眼的には直径数cmの茎のない結節性腫瘤を認める。組織学的には形質球、好酸球、巨細胞を多含する肉芽、もしくは好酸球性肉芽腫像を呈す。一般に肉芽の中心部に幼虫を発見する。
 


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