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 症状:肝への症状が主である。肝は偽腫瘍状に腫大し、縁辺不整で、時折疼痛を有す(図1)。遷延性黄疸が認められることがあり、熱発と全身状態の変化を見る。腹腔鏡で、二次性肝腫瘍の像を呈す。診断は、血中好酸球値と免疫学的検査、および肝の穿刺生検でなされる。幼虫が二次性の胞虫嚢を形成することなく、あらゆる方向に散らばるため、予後は極めて不良である。隣接臓器に侵入したり、転移巣が特に肺や脳に出現する。剖検では肝は《灰褐色のパン》状の腫瘍に侵され、《ひき臼》状の多包虫が認められる(図2)。

図1 図2

治療
  有効性が示された内科的治療法はない。外科的治療が唯一残された方法で、肝の切除断片が相当成長すれば、予後は良好となる。
   


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