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治療


 抗住血吸虫剤の投与
  NiridazoleまたはAmbilharは1錠500mg で、薬用量25mg/kg を7日連続して経口投与する。神経障害が出現したら、使用を控える。
 抗住血吸虫剤の使用法:住血吸虫症の治療は1975年以来、3種の有効な薬剤が加わった。優れた耐忍性があり、2剤は一回投与で作用する(そこで集団治療に用いられる)。これらの新剤によってniridazoke(Ambilhar)は使用されなくなった。
   oxamniquine(Vansil, Mansil)は15-20mg/kg(食事中に服用するのでカプセル入りが好ましい)の単回投与でS.mansoni に有効である。中程度の目眩が主要な副作用である。Vansilは妊婦、授乳中の婦人、腎機能が低下している者、癲癇発作の既往がある者には禁忌である。肝脾型には禁忌でない。一斉集団治療に用いられるが、黒アフリカのS.haematobium が混合感染している地域では、特効的効果には限界がある。
   Metrifonate(Balarcil)は経口で2回、7.5-10mg/kg を15日間おいて投与すると、 S.haematobiumに効果がある。これはコリンエステラーゼを抑制する作用がある。市場によく出回っており、集団治療に利用される。
  prazuquantel(Biltricide, 600mg) は住血吸虫の雌虫に15日以内に効力を示す。ヒトの5種の住血吸虫には(40mg/kg を1−2錠で)単回投与する。本剤は1−2日間に2回に分けて60mg/kg 投与する。S.japonicum に初めて有効とされた製剤であるが、 S.mekongiへの作用は確定していない。目眩、腹痛、頭痛のみが副作用として挙げられる。
 
 その他の抗住血吸虫剤:Ambilharのようなものが挙げられるだろうが、実際に個人の治療でも集団治療でも差程大きな利点はない。2-dehydroemetineの経口(Dehydroemetine)は薬用量1-2mg/kg/dayを10日間服用すると、肝不全の症例で期待出来る。lucanthone(Meracil DまたはNilodin)は経口で10mg/kg を20日間投与する。amphotalide(Schistosomide)は1.5g/dayを20日間処方する。
 

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