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AMDA 中国四川省地震被害に対する緊急医療支援活動

  中国四川省地震被害に対する緊急医療支援活動9
 

2008年6月24日


患者と面談する汪達紘医師
(四川省中西医結合医院)

外科手術中の台湾支部医師
(四川大学華西病院)

病院スタッフを対象とした心理療法に関する研修

北京オリンピック大会マスコットに
大喜びする子どもたち

 AMDAは5月14日から、四川省の被災地(綿陽市安県、成都市、都江堰市、徳陽市スーファン)で、被災者の手術や診療、医薬品などの配布を行なってきた。
 また、四川省菅銷学会及びエープラス職業訓練校と連携して、心理カウンセラー養成研修と集団心理カウンセリングを実施した。

 四川省に派遣されていたニティアン・ヴィーラヴァーグ調整員が、現地での活動を終え6月20日帰国(5月17日日本出発)した。四川省中西医結合医院からAMDAへ感謝状が授与されるとともに、今後の連携を念頭に、両者間で協力協定が結ばれた。

活動開始日:
2008年5月14日

活動場所:
中国四川省 徳陽市スーファン・綿陽市安県近郊・成都市・都江堰市

診療した患者数:
・綿陽市安県の避難キャンプ      10人
・成都市の四川省華西病院       24人
・成都市の四川省中西医結合医院  190人
・綿陽市と成都市の仮設校舎や病院 440人(集団心理カウンセリング参加者数)
・徳陽市スーファンの避難体育館   50〜400人/日

活動の経緯:
1.AMDA本部とAMDA台湾支部
1)四川省菅銷学会(Sichuan Marketing Academy)・エープラス職業訓練校(A Plus Vocational School)と連携して実施
<第4次隊>
実施期間:6月12〜19日
派遣者 :計3人
 リュウ・シェンイン/ユアン・ウェイ   精神科医  AMDA台湾支部
 ニティアン・ヴィーラヴァーグ      調整員   AMDA本部
実施内容 :心理カウンセラー養成研修と集団心理カウンセリング
2)四川省中西医結合医院(四川省中医薬科学院付属病院 Sichuan Academy of Chinese Medicine Sciences)
<第3次隊>
実施期間:5月24〜29日
派遣者 :計6人(医師3人・看護師2人・調整員1人)
*汪達紘医師(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 助教 医学博士)を派遣(5月23〜30日)
実施内容:外科治療と心理カウンセリング
3)四川大学華西病院(West China Hospital)
<第2次隊>
実施期間 :5月19〜22日
派遣者 :計6人(医師2人・看護師2人・調整員2人)
実施内容:整形外科手術室と救急病棟で医療支援活動を実施
4)巡回診療
<第1次隊>
実施日 :5月17日
実施場所:成都から約4時間、安県近郊の山岳地帯にある村
チーム編成:計20人
         医師9人・看護師4人・薬剤師1人・調整員3人・調整員補助3人
実施内容:学校敷地内の避難所で、テントを仮設診療所とし、10人の患者を診療

2.都江堰市
6月3日、岡山県倉敷市高野山真言宗備中地域の寺院住職有志による「南真会」と協力し、最大の被災地の一つとされる都江堰市の慈善会(中国政府の救援物資受取機関)に、米10トンと薬7箱(解熱剤、風邪薬、咳止薬など)を贈呈した。

3.徳陽市スーファン避難所
5月14日に医療チーム計4人 (外科医1人、看護師2人、調整員1人)を編成した。医療チームは、同日スーファン紅十字会に医薬品を届け、避難所にて診療活動を開始した。
5月27日にはスーファン市人民病院へ米3トンと水を寄付した。


【報道機関向け記者会見】
<日時> 6月25日14:30〜15:30
<場所> すこやか苑4階多目的室(岡山市楢津310−1 AMDA本部隣接)
<報告者>
 汪達紘:医師  岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 助教 医学博士(5月23〜30日派遣)
 ニティアン・ヴィーラヴァーグ:AMDA 調整員(5月17日〜6月20日派遣)
 菅波茂: AMDAグループ代表
 藤本明子:AMDA 緊急救援担当


【AMDAが中国で実施した主な事業】 いずれも開始月
1996/02 中国・雲南省大震災緊急救援プロジェクト
1996/02 中国・四川省・青海省雪害緊急救援プロジェクト
1996/03 中国雲南省大震災小学校再建プロジェクト
1996/03 中国新彊ウイグル自治区地震緊急救援プロジェクト
1996/04 中国四川省チベット族ヘルスポストプロジェクト
1996/07 中国貴州省大洪水緊急救援プロジェクト


<<皆様からの募金を受け付けております>>
郵便振替:口座番号01250-2-40709  口座名「AMDA」
*通信欄に「中国四川地震」とご記入下さい。

 

 


  中国四川省地震被害に対する緊急医療支援活動8
 

2008年6月18日


心理カウンセラー養成研修

徳陽市人民病院へ米3トンと水を寄付

 AMDAは、5月14日から現在まで、四川省の被災地(綿陽市安県、成都市、都江堰市、徳陽市スーファン)で、被災者の手術や診療、医薬品などの配布を行なってきた。
 現在は、成都市及び綿陽市に、AMDA台湾支部の精神科医2人とAMDA本部調整員1人を派遣している。

1.AMDA本部とAMDA台湾支部
1)四川省菅銷学会(Sichuan Marketing Academy)・職業訓練校(A Plus Vocational School)と連携して実施
<第4次隊>
実施期間:6月12〜19日(予定)
派遣者 :計3人
      リュウ・シェンイン  精神科医 AMDA台湾支部
      ユアン・ウェイ    精神科医 AMDA台湾支部
      ニティアン・ヴィーラヴァーグ  調整員 AMDA本部
参加者数:
(1)心理カウンセラー養成研修(成都市、12日):12人(心理カウンセリングの基礎知識や経験がある人)
(2)集団心理カウンセリング(綿陽市、13〜17日):290人
     (一般企業従業員・家族、救援ボランティア、小学校児童などの地元住民)

2)四川省中西医結合医院(四川省中医薬科学院付属病院 Sichuan Academy of Chinese Medicine Sciences)
<第3次隊>
実施期間:5月24〜29日
派遣者 :計6人(医師3人、看護師2人・調整員1人)
*汪達紘医師(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 助教 医学博士)を派遣(5月23〜30日)
患者数:
(1)外科治療: 合計19件−外科手術8件、消毒・包帯のみ11件(病院の外科治療のうち約20%をカバー)
(2)カウンセリング: 合計95件−アンケート調査68件、個別インタビュー13件、支持的心理療法8件、家族療法6件

3)四川大学華西病院(West China Hospital)
<第2次隊>
実施期間  :5月19〜22日
派遣者   :計6人(医師2人・看護師2人・調整員2人)。整形外科手術室と救急病棟で医療支援活動を実施
患者数   :1日平均40人(整形外科のみ)。内、AMDA医師2人による処置24人
外傷の特徴:傷は脚部に集中。傷の化膿、骨折、筋損傷、筋緊張、組織障害が多い
AMDA医師2人による処置24人:
・手当て22人−傷の消毒(破片や異物の除去)、傷の治療、包帯を巻く  ・手術2人−9歳男児、30代男性。切断手術

4)巡回診療
<第1次隊>
実施日   :5月17日
実施場所  :成都から約4時間、安県近郊の山岳地帯にある村
チーム編成 :計20人  医師9人・看護師4人・薬剤師1人・調整員3人・調整員補助3人
実施内容  :学校敷地内の避難所で、テントを仮設診療所とし、10人の患者を診療

2.都江堰市
6月3日、岡山県倉敷市高野山真言宗備中地域の寺院住職有志による「南真会」と協力し、最大の被災地の一つとされる都江堰市の慈善会(中国政府の救援物資受取機関)に、米10トンと薬7箱(解熱剤、風邪薬、咳止薬など)を贈呈した。

3.徳陽市スーファン避難所
5月14日に医療チーム計4人 (外科医1人、看護師2人、調整員1人)を編成した。医療チームは、同日スーファン紅十字会に医薬品を届け、避難所にて診療活動を開始した。5月27日には徳陽市人民病院へ米3トンと水を寄付した。


【AMDAが中国で実施した主な事業】 いずれも開始月
1996/02 中国・雲南省大震災緊急救援プロジェクト
1996/02 中国・四川省・青海省雪害緊急救援プロジェクト
1996/03 中国雲南省大震災小学校再建プロジェクト
1996/03 中国新彊ウイグル自治区地震緊急救援プロジェクト
1996/04 中国四川省チベット族ヘルスポストプロジェクト
1996/07 中国貴州省大洪水緊急救援プロジェクト


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  中国四川省地震被害に対する緊急医療支援活動7
 

2008年6月04日

 中国政府は6月1日、地震(5月12日発生)による被害は、死者6万9,016人、負傷者36万8,545人、行方不明者1万8,830人と発表した。
 AMDAは、AMDA台湾支部や現地関係者と連携し、5月14日から四川省の被災地へ医療チームを派遣、被災者の手術や診療、医薬品の配布を行なってきた。これまでの活動地は、徳陽市スーファン、綿陽市安県近郊の山岳地域、成都市にある四川大学華西病院と四川省中西医結合医院(四川省中医薬科学院付属病院)、都江堰市の5ヵ所である。現在は成都市内で、「心理カウンセラー養成研修」の実施に向けた準備を行っている。
1.都江堰市
3日、岡山県倉敷市高野山真言宗備中地域の寺院住職有志による「南真会」と協力し、最大の被災地の一つとされる都江堰市の慈善会(中国政府の救援物資受取機関)に、米10トンと薬7箱(解熱剤、風邪薬、咳止薬など)を贈呈した。また、同日、「南真会」の僧侶ら10人は四川省眉山市彭山県の学校を訪問し、現地で追悼式典を開いた。

2.AMDA本部とAMDA台湾支部
1)四川省中西医結合医院(四川省中医薬科学院付属病院 Sichuan Academy of Chinese Medicine Sciences)
第3次隊計6人(医師3人、看護師2人・調整員1人)による医療支援活動を終了した。5月23日に岡山から派遣された汪達紘医師(岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 助教 医学博士)は、30日深夜帰国した。
<第3次隊>
実施期間:5月24日〜29日 6日間
患者数:
(1)外科治療: 合計19件−外科手術8件、消毒・包帯のみ11件(病院の外科治療のうち約20%をカバーした)
(2)カウンセリング: 合計95件−アンケート調査68件、個別インタビュー13件、支持的心理療法8件、家族療法6件

2)四川大学華西病院(West China Hospital)
第2次隊計6人(医師2人・看護師2人・調整員2人)は、整形外科手術室と救急病棟で医療支援活動を実施した。
<第2次隊>
実施期間:5月19日〜22日
患者数:1日平均40人(整形外科のみ)。内、AMDA医師2人による処置24人
外傷の特徴:傷は脚部に集中している。傷の化膿、骨折、筋損傷、筋緊張、組織障害が多い。
AMDA医師2人による処置24人:
・手当て22人−傷の消毒(破片や異物の除去)、傷の治療、包帯を巻く  ・手術2人−9歳男児、30代男性。切断手術

3)巡回診療
<第1次隊>
実施日 :5月17日
実施場所:成都から約4時間、安県近郊の山岳地帯にある村
実施内容:学校敷地内に避難所が設置され、第1次隊に3つのテントが用意された。そこを仮設診療所とし、10人の患者を診療した。
チーム編成:計20人  医師9人・看護師4人・薬剤師1人・調整員3人・調整員補助3人

3.徳陽市スーファン避難所
現在も、計4人(外科医1人、看護師2人、調整員1人)が、スーファンの避難場所となっている体育館において、診療活動を行っている。

【AMDAが中国で実施した主な事業】 いずれも開始月
1996/02 中国・雲南省大震災緊急救援プロジェクト
1996/02 中国・四川省・青海省雪害緊急救援プロジェクト
1996/03 中国雲南省大震災小学校再建プロジェクト
1996/03 中国新彊ウイグル自治区地震緊急救援プロジェクト
1996/04 中国四川省チベット族ヘルスポストプロジェクト
1996/07 中国貴州省大洪水緊急救援プロジェクト

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  中国四川省地震被害に対する緊急医療支援活動6
 

2008年5月28日

患者と面談する汪達紘医師
(上左 四川省中西医結合医院)

カウンセリング中の王智仁精神科医
(上右 四川省中西医結合医院)

外科手術をするAMDA台湾支部医師
(左 四川大学華西病院)

 中国国務院(政府)は、26日、地震(5月12日発生)による死者が6万5080人、負傷者36万58人、行方不明者2万3150人と発表した。また、報道によると、25日のマグニチュード6.4の余震で計8人が死亡、927人が負傷した。
 AMDAは、AMDA台湾支部や現地関係者と連携し、これまでに合計29人(内、医療従事者計21人:医師12人・看護師8人・薬剤師1人)を被災地に派遣して医療支援を行っている。本部から成都に派遣された調整員の報告では、人々は余震による家屋の崩壊を恐れて路上で就寝している。そのため、テントや毛布・寝袋といった物資が求められている。

1.AMDA本部とAMDA台湾支部
1)四川省中医薬科学院(Sichuan Academy of Chinese Medicine Sciences)
5月23日、AMDA本部とAMDA台湾支部が合同で緊急医療チーム(第3次隊)を結成し、現在は、合計6人(医師3人・看護師2人・調整員1人)が活動中である。被災から2週間がたった現在も、同病院には外科手術を待つ負傷者(5月21日時点で89人)や、不安を訴える被災者が多く、AMDAから派遣された医師は外科手術やカウンセリングを行っている。

<第3次隊> 実施期間:5月23日〜5月30日予定
汪達紘 岡山 医師
  岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 助教 医学博士
  5/23〜5/30予定
  被災者の心理状況に関する評価調査
王智仁 台湾 精神科医
  5/23〜5/30予定
  被災者へのカウンセリング
王偉 台湾 外科医
  5/23〜5/30予定
  外科手術(骨折手術、切断手術など)
洪春金 台湾 看護師
  5/26〜6/1予定
  外科医・精神科医の補助
錘金鳳 台湾 看護師
  5/26〜6/1予定
  外科医・精神科医の補助
ニティアン・ヴィーラヴァーク 岡山調整員 AMDA本部職員
  オーストラリア国籍
  5/17〜6/16予定
  医薬品や医療器材、医療人材のニーズ調査・調達

2)四川大学華西病院(West China Hospital)
5月22日、AMDA台湾緊急医療チーム(第2次隊:5/19〜/22 計6人
(医師2人・看護師2人・調整員2人))は華西病院での医療支援活動を終了した。
<第2次隊>
実施期間  :5月19日〜22日
患者数:1日平均40人(整形外科のみ)。内、AMDA医師2人による処置24人
外傷の特徴:傷は脚部に集中している。傷の化膿、骨折、筋損傷、筋緊張、組織障害が多い。
AMDA医師2人による処置24人:
 ・手当て22人−傷の消毒(破片や異物の除去)、傷の治療、包帯を巻く
 ・手術2人−9歳男児、30代男性。切断手術

3)巡回診療
<第1次隊>
実施日   :5月17日
実施場所  :成都から約4時間、安県近郊の山岳地帯にある村
実施内容  :
 学校敷地内に避難所が設置され、第1次隊に3つのテントが用意された。
 そこを仮設診療所とし、10人の患者を診療した。
チーム編成 :計20人
 医師9人・看護師4人・薬剤師1人・調整員3人・調整員補助3人

2.徳陽市スーファン避難所
現在も、計4人(外科医1人、看護師2人、調整員1人)が、スーファンの避難場所
となっている体育館において、診療活動を行っている。


【AMDAが中国で実施した主な事業】 いずれも開始月
1996/02 中国・雲南省大震災緊急救援プロジェクト
1996/02 中国・四川省・青海省雪害緊急救援プロジェクト
1996/03 中国雲南省大震災小学校再建プロジェクト
1996/03 中国新彊ウイグル自治区地震緊急救援プロジェクト
1996/04 中国四川省チベット族ヘルスポストプロジェクト
1996/07 中国貴州省大洪水緊急救援プロジェクト


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  中国四川省地震被害に対する緊急医療支援活動5
 

2008年5月22日

 AMDAでは、今回の大地震に対して、以下のような緊急医療支援を行っている。

1.四川省中医薬科学院(Sichuan Academy of Chinese Medicine Sciences)
 5月21日、AMDA本部派遣者ヴィーラバグ調整員は、上記病院側から医師の派遣依頼状を受け取った。これを受けAMDA本部ではAMDA台湾支部と連携し、医療チーム(第3次隊:5/23-5/30)を派遣することを決定した。

【台湾支部からの派遣者】
Dr. Wang Chih-Jen 台湾出身 精神科医 男性

【AMDA本部から要請を受け、岡山大学より派遣】
汪 達紘 Dr. Wang Dahong、ワン・ダホン 医師
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 助教 医学博士 岡山在住 女性
5月22日 JR岡山駅発 22:53 のぞみ500号 新大阪着23:39
  23日 関空発 9:30 CA162 中国国際航空 成都着 同日16:30
<これまでのAMDAでの活動>
1996/02 中国・雲南省大震災緊急救援プロジェクト

2.四川大学華西病院(West China Hospital)
5月19日AMDA台湾緊急医療チームは、外科医2人、看護師2人、調整員2人の計6人による医療チーム(第2次隊:5/19-5/22)を結成し、四川大学華西病院における緊急救援活動を実施した。5月19日外科医2人は整形外科手術室で、看護師2人は救急病棟でそれぞれ被災者に対する医療活動を開始した。調整員2人は今後の医療活動に向けた病院側のニーズ調査を行っている。
5月20日、AMDA外科医2人は12人の患者の処置を行なった。うち10人が傷の消毒(破片や異物の除去)、傷の治療、包帯を巻くなどの手当てだった。2人(9歳男児、30代男性)が切断手術だった。

3.徳陽市スーファン避難所
5月13日AMDA本部は広島県福山市の「日中青年交流協会(笹山徳治代表)」と連携し、四川省内在住の医師・看護師によるAMDA四川緊急医療チームを編成した。現在、外科医1人、看護師2人、調整員1人が、スーファンの避難場所となっている体育館において、診療活動を行っている。

【AMDAが中国で実施した主な事業】 いずれも開始月
1996/02 中国・雲南省大震災緊急救援プロジェクト
1996/02 中国・四川省・青海省雪害緊急救援プロジェクト
1996/03 中国雲南省大震災小学校再建プロジェクト
1996/03 中国新彊ウイグル自治区地震緊急救援プロジェクト
1996/04 中国四川省チベット族ヘルスポストプロジェクト
1996/07 中国貴州省大洪水緊急救援プロジェクト


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  中国四川省地震被害に対する緊急医療支援活動4
 

2008年5月20日

仮設診療所で診療(17日 安県近郊)
医薬品を地元の病院と医師に贈呈(18日 安県近郊)

 AMDAは、下記の通り、緊急医療支援活動を継続している。
 中国地震局は18日、観測データを分析した結果、地震(12日発生)の規模を、マグニチュード7.8から8.0に修正すると発表した。国連人道問題調整事務所(OCHA)によると、19日時点で、死者34,073人・負傷者245,108人・生き埋め14,000人となっている。

【活動状況及び予定】
1.AMDA本部から
本部職員のニティアン・ヴィーラヴァーグが、17日成田空港を発ち、同日夜成都に到着した。その後、AMDA台湾支部チームに合流した。

2.AMDA台湾支部チーム
14日、被災地の当局から巡回診療を含む医療活動実施の許可を得た。15・16日被災地の医療状況を調査し、17日、成都から約4時間、安県近郊の山岳地帯にある村で診療を行なった。学校敷地内に避難所が設置され、AMDA台湾支部チームに3つのテントが用意された。そこを仮設診療所とし、10人の患者を診療した。
18日、ダム決壊の恐れがあるとのことで、当局から避難するよう指示があった。所持していた医薬品を地元の病院と医師に贈呈し、成都へ避難した。同チーム計17人の内12人が離任した。
19日、成都にある四川保健省の災害対策部から、四川大学華西病院において、海外から医療支援を行う最初の団体として許可を得た。
チーム編成(19日現在):
医師(整形外科で活動)2人 看護師(救急病棟で活動)2人 調整員2人  計6人
Dr. Louis Fukman Leung  整形外科医  台湾出身
Dr. Po Ming Yi        整形外科医  上海出身
Ms. Cao Shong Mei    看護師    上海出身
Ms. Jing Hua Lin      看護師     上海出身
Ms. Lin Ching-Fang    調整員    台湾出身
ニティアン・ヴィーラヴァーグ 調整員 AMDA本部 オーストラリア国籍

3.四川省から
医療チームは、避難場所となっているスーファン市内の体育館で、診療活動を行っている。
チーム編成:
銭 徳才 医師(外科) 看護師2人(女性) 調整員1人(男性)  計4人  全員四川省出身

【AMDAが中国で実施した主な事業】 いずれも開始月
1996/02 中国・雲南省大震災緊急救援プロジェクト
1996/02 中国・四川省・青海省雪害緊急救援プロジェクト
1996/03 中国雲南省大震災小学校再建プロジェクト
1996/03 中国新彊ウイグル自治区地震緊急救援プロジェクト
1996/04 中国四川省チベット族ヘルスポストプロジェクト
1996/07 中国貴州省大洪水緊急救援プロジェクト

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  中国四川省地震被害に対する緊急医療支援活動3
 

2008年5月16日

寄贈した医薬品・水等(スーファン)
体育館に避難している人々(スーファン)

 AMDAは、下記の通り、緊急医療支援活動を実施している。

【活動状況及び予定】
1.AMDA本部から
 AMDA台湾支部からの要請により、本部職員のニティアン・ヴィーラヴァーグが、15日夜岡山を出発した。
 16日、中国入国ビザを取得し、17日成田空港を発ち同日成都に入る。先に成都郊外の山間部被災地に入っているAMDA台湾チームを追う形で、成都郊外で合流する予定。

2.AMDA台湾支部グループ
 AMDA台湾支部では、被災地近隣地域の協力者を通じ、14日、被災地の当局から巡回診療を含む医療活動実施の許可を得た。15日、医師3人・看護師2人・薬剤師1人・調整員2人の医療チームが昆明市から成都に入った。
 さらに、上海から医師2人・看護師2人が成都に集合した。そして16日15時、台湾から医師4人・調整員1人が成都に到着し、既に巡回診療を行うべく、郊外山間部に向かっている。
  チーム編成―医師9人、看護師4人、薬剤師1人、調整員3人  計17人

3.四川省から 
 地元医療専門家によるチームを13日編成し、医薬品数十箱を調達した上で、スーファンに向った。14日、AMDAチームとして、スーファン紅十字会へ贈呈した。この医薬品贈呈は、海外から当地への最初の医療支援となり、スーファン紅十字会より感謝状をいただいた。また、スーファン市衛生部の刈部長より謝意を頂戴した。
  医療チームは、避難場所となっているスーファン市内の体育館で、診療活動を行っている。
  チーム編成― 銭 徳才 医師(外科)、看護師2人(女性)、調整員1人(男性) 計4人

【本部からの派遣者】
ニティアン・ヴィーラヴァーグ(Nithian VEERAVAGU,Mr. オーストラリア国籍)
 調整員 岡山市在住 39歳
5月17日成田発09:33 CA422中国国際航空  成都着15:35
<これまでのAMDAでの活動> 
2003年3月〜06年7月 スリランカ医療和平事業 現地副統括
2006年12月  フィリピン台風21号緊急医療支援活動
2007年1月   スマトラ島北部洪水緊急医療支援活動
2007年4・5月 ソロモン諸島沖地震・津波緊急支援活動
2007年6月   パキスタン南部サイクロン緊急支援活動


【AMDAが中国で実施した主な事業】 いずれも開始月
1996/02 中国・雲南省大震災緊急救援プロジェクト
1996/02 中国・四川省雪害緊急救援プロジェクト
1996/03 中国雲南省大震災小学校再建プロジェクト
1996/03 中国新彊ウイグル自治区地震緊急救援プロジェクト
1996/04 中国四川省チベット族ヘルスポストプロジェクト
1996/07 中国貴州省大洪水緊急救援プロジェクト


<<皆様からの募金を受け付けております>>
郵便振替:口座番号01250-2-40709  口座名「AMDA」
*通信欄に「中国四川地震」とご記入下さい

 

 


  中国四川省地震被害に対する緊急医療支援活動2
 

2008年5月15日

 5月12日、中国四川省の中心都市成都の西北西で発生した大地震による甚大な被害に対し、AMDAでは、以下のように緊急医療支援活動を開始している。

【活動状況及び予定】
@AMDA台湾支部グループ
 AMDA台湾支部では、被災地近隣地域の協力者を通じ、14日、被災地の当局から医療活動実施の 許可を得ることができた。早速同日中に、四川省在住の医療専門家3人とアシスタント2人の計5人で 構成される医療チームを編成した。
 15日、被災地に向け昆明市を出発し、15時(現地時間)に成都空港に到着。一行は到着空港等で、 さらに現場情報の収集を行い、これからの活動場所、活動内容を決定する。さらに、上海在住の 医師2人、看護師2人が、そして台湾から、4人の医師が、明日16日に成都に向かうことが予定 されている。
A上海から
 AMDA上海の関係者を通じ、派遣待機中の国立上海児童病院のチームへの合流の可能性について、 上海紅十字と鋭意折衝を行っている。
B四川省から 
 日本国内の関係者(日中青年交流協会・本部福山市/理事長笹山徳治)を通じ、四川省内在住の医師 看護師等による医療チームを5月13日編成した。同日及び14日に、医薬品を調達した上で、 14日14時頃成都を出発し、同日夜、徳陽市什方(スーファン)に到着した。到着直後の14日夜 には、持参した医薬品のスーファン紅十字への贈呈を行った。この医薬品贈呈は、海外から当地への 最初の支援となった模様。
 笹山氏は1996年の雲南省、四川省でAMDAが実施した緊急救援での当時の現地パートナーである。
 チーム編成― 銭 徳才 医師(外科)、と看護師2人(女性) 調整員1人(男性)の計4人
CAMDA本部から
 本部職員ニティアン・ヴィーラヴァーグを、AMDAチームの調整業務のため、被災地に派遣する ことを決定した。
 明日16日、中国大使館でのビザ申請を行い、ビザ取得次第、成田または羽田から四川省に向かう。 渡航後、被災地でAMDA台湾チームに合流する。フライトは調整中。

【本部からの派遣者】
ニティアン・ヴィーラヴァーグ(Nithian VEERAVAGU,Mr. オーストラリア国籍) 
調整員 岡山市在住 39歳
5月15日20:33岡山駅発 のぞみ54号  東京着 23:45
<これまでのAMDAでの活動> 
2003年3月〜06年7月 スリランカ医療和平事業 現地副統括
2006年12月 フィリピン台風21号緊急医療支援活動
2007年1月 スマトラ島北部洪水緊急医療支援活動
2007年4・5月 ソロモン諸島沖地震・津波緊急支援活動
2007年6月 パキスタン南部サイクロン緊急支援活動

【AMDAが中国で実施した主な事業】 いずれも開始月
1996/02 中国・雲南省大震災緊急救援プロジェクト
1996/02 中国・四川省雪害緊急救援プロジェクト
1996/03 中国雲南省大震災小学校再建プロジェクト
1996/03 中国新彊ウイグル自治区地震緊急救援プロジェクト
1996/04 中国四川省チベット族ヘルスポストプロジェクト
1996/07 中国貴州省大洪水緊急救援プロジェクト


<<皆様からの募金を受け付けております>>
郵便振替:口座番号01250-2-40709  口座名「AMDA」    
*通信欄に「中国四川地震」とご記入下さい

 

 


  中国四川省地震被害に対する緊急医療支援活動 開始
 

2008年5月14日

 5月12日午後2時半(日本時間同3時半)ごろ、中国四川省の中心都市、成都の西北西90キロに位置するブン川(ぶんせん)県付近でマグニチュード7.8の地震が発生し、被害が拡大している。報道によると、死者は12,000人を超え、23,000人以上が生き埋めになっている。
 この甚大な被害に鑑み、AMDAは緊急医療支援活動の実施を決定した。中国国内及び在外中華系AMDA医師のネットワークを用いた、次の三つの手法による活動方針を決定し、それぞれ必要な調整を行っている。

【活動予定及び調整状況】
@AMDA台湾支部は被災地近隣地域の医師と連絡をとり、被災地での緊急医療の提供に向け、必要物品購入などの準備を行っている。また、同支部長は、四川省に有する巡回診療用のバスを活動に提供することとなった。

AAMDA上海の関係者を通じ、派遣待機中の基幹病院のチームへの合流について、上海紅十字と鋭意折衝を行っている。

B日本国内の関係者を通じ、地元スタッフによる医療チームを編成し、50万円相当の医薬品を調達した。被災地へ医療支援に向かう準備をしている。(詳細情報待ち)
 チーム編成予定― 医師1人、看護師2人、調整員1人
 
【AMDAが中国で実施した主な事業】 いずれも開始月
(1)1996/02 中国雲南省大震災緊急救援プロジェクト
(2)1996/02 中国四川省雪害緊急救援プロジェクト
(3)1996/03 中国雲南省大震災趙君支援プロジェクト
(4)1996/03 中国雲南省大震災診療所再建プロジェクト
(5)1996/03 中国雲南省大震災小学校再建プロジェクト
(6)1996/03 中国新彊ウイグル自治区地震緊急救援プロジェクト
(7)1996/04 中国四川省チベット族ヘルスポストプロジェクト
(8)1996/07 中国貴州省大洪水緊急救援プロジェクト
(9)1998/01 中国河北省地震緊急救援プロジェクト


【皆様からの募金を受け付けております】
郵便振替:口座番号01250-2-40709  口座名「AMDA」    
*通信欄に「中国四川地震」とご記入下さい

 
 


 
 

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