ジャワ島中部地震緊急救援活動 写真 |
診療中の細村医師 診察の順番を待つ村人たち
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ジャワ島中部地震緊急救援活動 12 |
2006年6月19日
6月17・18日、安田真衣子医師、畑山ゆかり調整員と谷口敬一郎調整員が日本に帰国し、緊急救援段階での支援活動をいったん終了とした。
現在は、梶田未央調整員とAMDAインドネシア支部が復興支援活動に関しての調査を行なっている。例として、診療センターの再建や緊急医療従事者の育成、保健衛生教育や子どもたちの心のケア、住宅再建のサポートなどを念頭にしている。
【活動内容】
1.プランバナン(中部ジャワ州クラテン県プランバナン郡)周辺の村々で巡回診療
プランバナン診療センターでの診療
(AMDAインドネシア、日本、マレーシア、ネパール、カンボジアの各チーム)
2.スハルソ国立整形外科病院(ソロ市)で、緊急手術・治療・ICUでの重症患者ケア
(AMDAインドネシア、カナダ、フィリピンの各チーム)
3.サルジト国立病院(ジョグジャカルタ市)で、緊急手術・治療
(AMDAインドネシアチーム)
【活動開始日】5月28日
【活動参加人数】 医師27人 看護師6人 調整員8人 計41人
各国AMDA
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医師 |
看護師 |
調整員 |
日本
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2
細村幹男 内科(呼吸器専門)
安田真衣子 内科・麻酔科
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1
峯岸亜紀子
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5
館野・畑山・石沢・谷口・梶田 |
インドネシア
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15
内2人は地元医療機関責任者 |
1 |
3 |
マレーシア
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3 |
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ネパール
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2 |
1 |
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カナダ
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3 |
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フィリピン
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2 |
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カンボジア
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3 |
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ジャワ島中部地震緊急救援活動 11 |
2006年6月12日
−派遣者 帰国報告記者会見のお知らせ−
11日、第5次派遣者、安田真衣子医師(内科・麻酔科)は予定通り関西空港を出発し、ジョグジャカルタに移動中です。
ジャワ島中部地震に対する緊急医療支援活動にあたっていました派遣者の第一陣が以下の予定で帰国します。
細村幹夫医師・峯岸亜紀子看護師・石沢睦夫調整員
12日 7:40ジョグジャカルタ発
8:40ジャカルタ着 GA203便
13日 8:40ジャカルタ発 CX0718便 香港経由
21:00関際空港着 CX0502便
館野和之調整員
12日 7:40ジョグジャカルタ発
8:40ジャカルタ着 GA203便
21:40ジャカルタ発 KE628便 ソウル(インチョン)経由
13日 19:30岡山着 KE761便
派遣者の帰国にともない下記のとおり帰国報告記者会見を行います。
【日 時】6月14日(水)14時より
【場 所】すこやか苑 4階多目的室
(岡山市楢津310-1 医療法人アスカ会施設内)
【報告者】細村 幹夫(ほそむら みきお)内科医師(呼吸器専門) 越谷誠和病院勤務 埼玉県在住
AMDA登録医師
峯岸亜紀子(みねぎし あきこ)看護師 北海道室蘭市在住 AMDA登録看護師
館野 和之(たての かずゆき)AMDA本部職員 静岡県出身
石沢 睦夫(いしざわ むつお)派遣調整員 広島市在住 元陸上自衛隊一等陸佐
菅波 茂 (すがなみ しげる)AMDA代表
【ジャワ島中部地震緊急医療支援活動】
5月27日、インドネシア・ジャワ島ジョグジャカルタ南南西20キロを震源とする地震(マグニチュード6.3)が発生し、死者約 5,700人、負傷者3万人以上、倒壊・損壊家屋20万軒以上の被害をもたらしました。AMDA本部では、同日、日本滞在中であったAMDAインドネシア支部長タンラ医師と協議し、緊急医療支援活動の開始と多国籍医師団の派遣を決定しました。そして翌朝9時45分には、本部から2人の職員が派遣調整員として岡山空港からソウル経由ジャカルタに向け出国し、29日にはAMDAインドネシアチームと合流しました。これまでAMDA各支部から累計41人の医療従事者・調整員が派遣され現在も活動を継続しています。
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ジャワ島中部地震緊急救援活動 10 |
2006年6月9日
8日カンボジアチームがプランバナンに到着、各国チームに合流した。8日の巡回診療では92人を診察した。
また、インドネシア政府・国連児童基金(ユニセフ)・世界保健機関(WHO)などによる子どもたちへの"はしかワクチンキャンペーン"に協力し、8日には約110人の子どもたちへのワクチン接種(はしか及び破傷風)を実施した。引き続きこのキャンペーンに協力することもあり、AMDAでは日本人医師の追加派遣を決定した。
<活動内容>
1.プランバナン(中部ジャワ州クラテン県プランバナン郡)周辺の村々で巡回診療
プランバナン診療センターでの診療
(AMDAインドネシア、日本、マレーシア、ネパール、カンボジアの各チーム)
2.スハルソ国立整形外科病院(ソロ市)で、緊急手術・治療・ICUでの重症患者ケア
(AMDAインドネシア、カナダ、フィリピンの各チーム)
3.サルジト国立病院(ジョグジャカルタ市)で、緊急手術・治療
(AMDAインドネシアチーム)
<第5次日本人派遣者>
安田 真衣子(やすだ まいこ) 医師(内科・麻酔科) 安田病院勤務 広島県竹原市在住
環インド洋地震・津波の被害に対する多元3カ国緊急救援活動(2005年6月〜8月)で、
ザイナルアビディン病院(インドネシア スマトラ島 バンダアチェ)支援に参加
6月11日 11:00 関西空港出発 GA883便 19:00(日本時間21:00) ジャカルタ着
12日 ジョグジャカルタに移動
17日 帰国予定
ご寄贈いただいた救援物資を安田医師が携帯します。
○外科手術用糸付針/ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社メディカルカンパニー様
○マスク他/阿蘇製薬株式会社様
【開動開始日】 5月28日
【活動参加人数】 医師27人 看護師6人 調整員8人 計41人
各国AMDA
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医師 |
看護師 |
調整員 |
日本
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2
細村幹男 内科(呼吸器専門)
安田真衣子 内科・麻酔科
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1
峯岸亜紀子
|
5
館野・畑山・石沢・谷口・梶田 |
インドネシア
|
15
内2人は地元医療機関責任者 |
1 |
3 |
マレーシア
|
3 |
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ネパール
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2 |
1 |
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カナダ
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3 |
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フィリピン
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2 |
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カンボジア
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3 |
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【ご協力】
富士ゼロックス株式会社様
株式会社フェリシモ様
医療法人石心会様
株式会社山田養蜂場様
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ジャワ島中部地震緊急救援活動 9 |
2006年6月7日
AMDA多国籍医師団は3日夜にカナダチームが、4日朝にフィリピンチームがそれぞれソロ市に到着してインドネシアチームに合流し、4日からスハルソ国立整形外科病院(ソロ市)での手術及び治療に従事している他、本日7日にはカンボジアチームがプランバナンに到着し、明日から巡回診療チームに合
流する。また、3日に合流した谷口調整員と梶田調整員は、ソロ市内に新たな拠点を構え、スハルソ国立整形外科病院でのAMDA多国籍医師団による活動の後方支援調整業務を行っている。一方、5月30日から現地で活動していたマレーシアチームの医師2人が診療活動を終え、5日に帰国の途に就いた。
本日7日、プランバナンを拠点とする巡回診療チームは、インドネシア政府による子ども達への“はしかワクチンキャンペーン”(WHO・UNICEF支援)に同行。ブトウ村にて47人、タンカラセンベン村にて50人の子ども達へのワクチン接種(はしか及び破傷風)に併せて巡回診療を行うと共に、大人の外来患者に対しても診療を実施した。骨折、内出血や裂傷等の外科患者が中心であったが、これらの患者が発熱等を併発していることが多く、並行して内科診療と服薬指導を実施した。
またサルジト国立病院(ジョグジャカルタ市)では、通常の患者数が200人前後のところ、地震発生後の5日間で6千人以上の患者が来院しており、AMDAインドネシアチームの医師らが治療に当たっている。
スハルソ国立整形外科病院では、昨日6日は25件の手術を行った。地震による負傷者を収容する病室が週明けの5日になっても依然として不足しており、廊下にまでベッドが並べられている。AMDA多国籍医師団は2つのチームに分かれ、手術を終えて入院している患者の治療やICU病棟での重症患者のケアなどを行っている。今後の災害対応について、同病院の病院長は、「このような地震災害を想定した、緊急医療設備の充実と、病院で働く医師や看護師へのトレーニングを含めた人材育成について、今後もAMDAと連携していきたい」と述べている。
現在の活動
1.プランバナン(中部ジャワ州クラテン県プランバナン郡)
周辺の村々で巡回診療、プランバナン診療センターでの診療
(AMDAインドネシア、日本、マレーシア、ネパール、カンボジアの各チーム)
2.スハルソ国立整形外科病院(ソロ市)で、緊急手術・治療・ICUでの重症患者ケア
(AMDAインドネシア、カナダ、フィリピンの各チーム)
3.サルジト国立病院(ジョグジャカルタ市)で、緊急手術・治療
(AMDAインドネシアチーム)
【活動開始日】 5月28日
【活動参加人数】 医師21人 看護師6人 調整員8人 計35人
各国AMDA
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医師 |
看護師 |
調整員 |
日本
|
1
細村幹男 内科(呼吸器専門)
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1
峯岸亜紀子
|
5
館野・畑山・石沢・谷口・梶田 |
インドネシア
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12
内2人は地元医療機関責任者 |
1 |
3 |
マレーシア
|
1 |
|
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ネパール
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2 |
1 |
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カナダ
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3 |
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フィリピン
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2 |
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カンボジア
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3 |
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ジャワ島中部地震緊急救援活動 8 |
2006年6月3日
2日に到着したネパールチームが、日本からの医師・看護師、インドネシアチーム、マレーシアチームと合流した。本日3日は、10時から15時まで2チームに分かれて、プランバナン郡ペレン村内2箇所での巡回診療を行った。ペレン村内サンギンガン地区にて、日本、マレーシア、インドネシアチーム合同で62人の診療を行った。また同ペレ村内ゴボグ地区においては、ネパールとインドネシア合同チームで77人の診療を行った。被災から1週間たったこの時期被災直後に縫合処置を受け、その後の抜糸の必要な患者が目立ち、必要な処置を行った。中には、片付けをしていて屋根の一部の落下に遭遇したという、縫合の必要な患者も来所し、必要な縫合手術も行った。患者にみられる男女比はほぼ半々ということである。
朝プランバナン診療センターにて、民主党議員団御一行のご訪問とご寄付贈呈をいただいた。
2日朝岡山空港を出発した谷口調整員は、3日朝ソロ入りした。AMDAでは2004年末の大地震津波直後から被災地バンダアチェにて医療・教育活動を実施しており、現在バンダアチェと南アチェ及びニアスで事業を実施している。バンダアチェに赴任中の梶田未央調整員が、3日、バンダアチェからソロに移動し谷口調整員と合流。ソロでのAMDAインドネシアチーム緊急救援活動の後方支援調整業務に携わる。
スハルソ国立整形外科病院(ソロ市)では、AMDAインドネシアの麻酔科・整形外科・外科医チームが、29日より引き続き、手術及び治療に従事している。
現在の活動
1.プランバナン(中部ジャワ州クラテン県プランバナン郡)
周辺の村々で巡回診療、プランバナン診療センターでの診療
2.スハルソ国立整形外科病院(ソロ市)で、緊急手術・治療
(AMDAインドネシアチーム)
3.サルジト国立病院(ジョグジャカルタ市)で、緊急手術・治療
(AMDAインドネシアチーム)
<第4次日本人派遣者>
梶田未央(かじた みお) 調整員 岡山県倉敷市出身
AMDAアチェ事業派遣調整員(2006年5月8日より)
スリランカ医療和平事業派遣インターン(2004年2月〜4月)
6月3日 バンダアチェ11:40発 ジャカルタ経由 ソロ着予定
【活動開始日】 5月28日
【活動参加人数】 医師23人 看護師6人 調整員5人 計35人
各国AMDA
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医師 |
看護師 |
調整員 |
日本
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1
細村幹男 内科(呼吸器専門)
|
1
峯岸亜紀子
|
5
館野・畑山・石沢・谷口・梶田 |
インドネシア
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12
内2人は地元医療機関責任者 |
1 |
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マレーシア
|
3 |
|
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ネパール
|
2 |
1 |
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カナダ
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|
3 |
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フィリピン
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2 |
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カンボジア
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3 |
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ジャワ島中部地震緊急救援活動 7 |
2006年6月2日
日本からの医師・看護師とインドネシア医師合同チームは、プランバナン郊外のタンバカン村と、キジラン村で巡回診療を行った。9時から3時までの間で、タンバカン村では約200名余り、キジラン村では約80名、計約280名の患者の治療にあたった。傷の処置のほかに、慢性の関節痛や内科的な持病の症状を訴える例が多く見られた。スハルソ国立整形外科病院(ソロ市)では、AMDAインドネシアの麻酔科・整形外科・外科医チームが、29日より引き続き、手術及び治療に従事している。2日朝岡山空港を出発した谷口調整員は、翌3日朝ソロ入りし、インドネシアチームと合流する。
現在の活動
1.プランバナン(中部ジャワ州クラテン県プランバナン郡)
周辺の村々で巡回診療、ブランバナン診療センターでの診療
2.スハルソ国立整形外科病院(ソロ市)緊急手術・治療(AMDAインドネシアチーム)
3.サルジト国立病院(ジョグジャカルタ市)緊急手術・治療(AMDAインドネシアチーム)
<日本からの第3次派遣者>
谷口敬一郎(たにぐち けいいちろう)
調整員 岡山市在住 広島市出身 AMDA本部職員
ネパール抗議デモ負傷者緊急医療支援活動(2006年4月)
参加スリランカ医療和平プロジェクト本部担当
6月2日 9:45岡山空港出発(大韓航空KE762)ソウル経由
20:10(日本時間22:10)ジャカルタ着
3日 ソロ入り
<AMDAフィリピン支部からの派遣者確定>
Dr.Danilo A. Bumanlag 内科医師(公衆衛生) Dr.Ade Victor Bangsawan 一般医師
<AMDAカンボジア支部からの派遣者確定>
Dr. Long Viseth 内科・耳鼻咽喉科医師 Dr.Ung Sovannak 内科・精神科医師
Dr.Im Rasmey 内科・婦人科医師
【活動開始日】5月28日
【活動参加人数】 医師23人 看護師6人 調整員4人 計33人
各国AMDA
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医師 |
看護師 |
調整員 |
日本
|
1
細村幹男 内科(呼吸器専門)
|
1
峯岸亜紀子
|
4
館野・畑山・石沢・谷口 |
インドネシア
|
12
内2人は地元医療機関責任者 |
1 |
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マレーシア
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3 |
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ネパール
|
2 |
1 |
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カナダ
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|
3 |
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フィリピン
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2 |
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カンボジア
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3 |
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ジャワ島中部地震緊急救援活動 6 |
2006年6月1日
5月31日、細村医師、峯岸看護師及び石沢調整員は、ジョグジャカルタ市に到着し、AMDA多国籍医師団に合流した。31日、プランバナン診療センターの診療では気管支炎や下痢などが多く見受けられた。また、郊外のペレン村で、巡回診療を実施、妊婦検診を多数行なった。館野調整員は、ジョグジャカルタ市で子ども向け医薬品(抗生剤他)と支援物資(粉ミルク・総合ビタミン剤・ORS(経口補水塩)、ミネラルウォーターなど)の購入に従事した。
6月1日以降も引き続き、下記を実施する。
1.プランバナン診療センターで診療、周辺で巡回診療
(中部ジャワ州クラテン県プラムバナン郡ペレン村予定)
2.サルジト国立病院(ジョグジャカルタ市)で、緊急手術・治療
3.スハルソ国立整形外科病院(ソロ市)で、緊急手術・治療
また、被害の甚大さを考慮し、岡山本部、フィリピン・カンボジア各AMDA支部の追加派遣を決定した。
<日本からの第3次派遣者>
谷口敬一郎(たにぐち けいいちろう)
調整員 岡山市在住 広島市出身 AMDA本部職員
ネパール抗議デモ負傷者緊急医療支援活動(2006年4月)参加
スリランカ医療和平プロジェクト本部担当
6月2日 9:45 岡山空港出発 大韓航空KE762
20:10(日本時間22:10)ジャカルタ着
3日 ソロ市に移動予定
<AMDAフィリピン支部>
Dr. Danilo A. Bumanlag 内科医師(公衆衛生) Dr. Ade Victor Bangsawan 一般医師
活動開始日 :5月28日
活動拠点 :スハルソ国立整形外科病院
サルジト国立病院・プランバナン診療センター(ジョグジャカルタ市)
活動参加人数:31日現在 医師20人 看護師6人 調整員4人 計30人
日本−−−−−医師1人(細村幹夫 内科医師/呼吸器専門) 看護師1人(峯岸亜紀子)
調整員3人(館野・畑山・石沢・谷口)
インドネシア−−医師12人(内2人は地元医療機関責任者) 看護師1人
マレ-シア−−−医師3人
ネパール−−−医師2人 看護師1人(6月2日到着予定)
カナダ−−−−看護師3人(6月3日到着予定)
フィリピン−−−医師2人(6月3日到着予定)
*AMDAカンボジア支部からの派遣を準備中
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ジャワ島中部地震緊急救援活動 5 |
2006年5月31日
5月30日、館野調整員と畑山調整員は、ジョグジャカルタ市および周辺の被災状況を調査した。その結果、クラテン県プランバナン診療センターを新たな拠点とし、診療所での診療と巡回診療を実施することを決定した。同県のDKK(保健医療局)に登録し、プランバナン地域での診療サービス(小手術含む)と医薬品の供与について当局の承認を得た。プランバナン診療センターは、医師・看護師各2人による24時間体制のクリニックで、180人程度の患者を診察している。解熱剤・抗生剤・咳止め・点眼剤・ORS(経口補水塩)・総合ビタミン剤などの投入、4チーム(1チーム:医師2人・看護師1人)車両2台による巡回診療を検討している。活動のもう一つの拠点であるスハルソ国立整形外科病院は200床の収容能力だが、連日500人以上の患者が殺到している。同病院に勤務するAMDAインドネシア支部シャリフ医師(Dr.
Syarif Sudirman)によると、一日30〜40の手術を、1つの手術室で同時に2患者を施術せざるを得ず、ホール・診療室などにも患者があふれている状況とのことである。同病院で28日より、AMDAインドネシア支部から派遣された医師と看護師が緊急手術・治療に従事している。
<日本からの派遣者>
細村幹夫(ほそむら みきお)
内科医師(呼吸器専門) 越谷誠和病院(埼玉県越谷市)勤務
AMDAイラン南東部地震緊急救援活動に参加
(2003年12月〜2004年1月)
峯岸亜紀子(みねぎし あきこ)
看護師 AMDA ERネットワーク登録 北海道室蘭市在住
石沢睦夫(いしざわ むつお)
調整員 元陸上自衛隊一等陸佐 広島市在住
AMDAでの活動経験:東ティモール避難民支援、スリランカ医療和平事業、スマトラ島沖大地震・
津波緊急救援、パキスタン北部地震に対する緊急救援活動
5月30日18:10 関西空港出発 CX507便 香港経由
31日18:00 ジャカルタ発
19:00 ジョルジャカルタ着(日本時間21:00)
館野和之(たての かずゆき) AMDA調整員 静岡県出身
ジョグジャカルタ市および周辺で支援活動中
畑山ゆかり(はたやま ゆかり) AMDA調整員 愛知県出身
ジョグジャカルタ市および周辺で支援活動中
活動開始日 :5月28日
活動拠点 :スハルソ国立整形外科病院
活動参加人数:31日現在 医師18人 看護師6人 調整員3人 計27人
日本−−−−−医師1人 看護師1人 調整員3人
インドネシア−−医師12人(内2人は地元医療機関責任者) 看護師1人
マレ-シア−−−医師3人
ネパール−−−医師2人 看護師1人(6月2日到着予定)
カナダ−−−−看護師3人(6月3日到着予定)
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ジャワ島中部地震緊急救援活動 4 |
2006年5月30日
AMDAインドネシア支部より派遣された救援チーム(整形外科医師5人・麻酔科医師5人・看護師1人、スラウェシ島マカッサル)は、5月29日より、ソロ市にあるスハルソ国立整形外科病院(インドネシア唯一の整形外科専門病院)で緊急手術を開始した。当病院には外科の重症患者が現地被災地から搬送されている。30日朝現在で、ベッド数をはるかに越える約500名の患者が手術の順番を待っている状態である。
AMDAでは、スハルソ国立整形外科病院とともに、重症患者が収容されているサルジト国立病院(Sarjito Hospitalジョグジャカルタ市)の二箇所を拠点に医療支援を実施する。
本日、以下の第2次派遣チームが関西空港から出発した。また、マレーシア支部、ネパール支部、カナダ支部からの派遣者が決定しフライト確定中。カンボジア・フィリピン各AMDA支部からの派遣が最終調整中である。
尚、館野和之調整員らの報告によるとは、視察を行ったジョルジャカルタでのクラティンでは、多くの一般民家の倒壊が目立ったといる。また、ジョルジャカルタでは中心部は電気が通っているものの、周辺地域ではやはり多くの民家、また大型ショッピングセンターの倒壊などが目立った。
<日本からの第2次チーム派遣者>
細村幹夫(ほそむら みきお)
内科医師(呼吸器内科専門) 越谷誠和病院(埼玉県越谷市)勤務
AMDAイラン南東部地震緊急救援活動に参加
(2003年12月〜2004年1月)
峯岸亜紀子(みねぎし あきこ)
看護師 AMDAERネットワーク登録 北海道室蘭市在住
石沢睦夫(いしざわ むつお)
調整員 元陸上自衛隊一等陸佐 広島市在住
AMDAでの活動経験:東ティモール避難民支援、スリランカ医療和平
事業、スマトラ島沖大地震・津波緊急救援、パ
キスタン北部地震に対する緊急救援活動
5月30日18:10 関西空港出発 CX507便 香港経由
31日13:05 ジャカルタ着(日本時間15:05)
31日18:00 ジャカルタ発
19:00 ジョルジャカルタ着(日本時間21:00)
<第1次派遣>
館野和之(たての かずゆき) AMDA調整員 静岡県出身
畑山ゆかり(はたやま ゆかり) AMDA調整員 愛知県出身
<活動参加人数>
30日現在 医師16人 看護師2人 調整員3人 計21人
日本−−−−−医師1人 看護師1人 調整員3人
インドネシア−医師12人(内2人は地元医療機関責任者) 看護師1人
マレーシア−−医師3人
ネパール−−−医師2人 看護師1人(6月2日到着予定)
カナダ−−−−看護師3人(6月3日到着予定)
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ジャワ島中部地震緊急救援活動 3 |
2006年5月29日
館野和之調整員は、5月29日朝ソロ市に到着し、AMDAインドネシア支部より派遣された救援チーム (整形外科医師5人・麻酔科医師5人・看護師1人、スラウェシ島マカッサル)と合流した。
特に外科の重症患者が現地被災地から搬送されているスハルソ国立整形外科病院(The Prof. Dr. Soeharso
Hospital of Orthotics and Prostheticsソロ市にあるインドネシア唯一の整形外科専門病院)で緊急手術と治療にあたっているAMDAインドネシア支部医師の報告によると、29日朝の段階で480人程度の患者が治療を待っている状況であった。AMDAでは、スハルソ国立整形外科病院とともに、重症患者が収容されているサルジト国立病院(Sarjito
Hospitalジョグジャカルタ市)の二箇所を拠点に医療支援を実施する。また、AMDA多国籍医師団の一員として、岡山本部とマレーシア・ネパール各AMDA支部からの派遣を決定した。カンボジア・フィリピン・カナダ各AMDA支部からの派遣を調整中である。
<日本からの追加派遣者>
細村幹夫(ほそむら みきお)
内科医師(呼吸器内科専門) 越谷誠和病院(埼玉県越谷市)勤務
AMDAイラン南東部地震緊急救援活動に参加
(2003年12月〜2004年1月)
峯岸亜紀子(みねぎし あきこ)
正看護師 AMDA ERネットワーク登録 北海道室蘭市在住
石沢睦夫(いしざわ むつお)調整員 元陸上自衛隊一等陸佐 広島市在住
AMDAでの活動経験:東ティモール避難民支援、スリランカ医療和平事業・スマトラ島沖大地震・
津波緊急救援、パキスタン北部地震に対する緊急救援活動
5月30日18:10 関西空港出発 CX507便 香港経由
31日13:05(現地時間 日本時間は15:05)ジャカルタ着
ソロ市へ移動予定
館野和之(たての かずゆき) AMDA調整員 静岡県出身 ソロ市・クラテン県で調査開始
畑山ゆかり(はたやま ゆかり) AMDA調整員 愛知県出身
関係機関訪問(ジャカルタ)後、30日ソロ市へ移動予定
<AMDAインドネシア支部>
整形外科医師5人・麻酔科医師5人・看護師1人
スハルソ国立整形外科病院で緊急手術・治療に従事
追加派遣:内科医師2人 マカッサルから移動中
<AMDAマレーシア支部>
Dr. B. Anthony AMDAマレーシア支部長・内科医師/
Dr. Ade Taufig 産婦人科医師/Dr. Wahyu Karim 内科医師
5月30日ソロ市到着予定
<AMDAネパール支部>
Dr. Rishikesh Narayan Shrestha 外科医師/Dr. Nabin Dhaka 一般医師/
Mrs. Bidhya Aacharya 看護師
5月30日ジョグジャカルタ市に向け、ネパールを出発
【ご協力】
日本郵船株式会社様
JS Foundation様
特定非営利活動法人ネットワーク『地球村』様
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ジャワ島中部地震緊急救援活動
2 |
2006年5月28日
インドネシア・ジャワ島中部で5月27日発生したマグニチュード(M)6・3の大地震による被災者は、報道によると、死者3500人、負傷者1万人を超えて
いる。 被害の甚大さから、AMDAは28日、AMDAインドネシア支部(スラウェシ島マカッ サル)より、整形外科医師5人、麻酔科医師3人を追加派遣することを決定した。
28日午後にスラバヤ市経由でソロ市へ到着後、先発チームと合流する予定である。 現在、特に外科の重症患者が現地被災地から搬送されているスハルソ国立整形外科
病院(The Prof. Dr. Soeharso Hospital of Orthotics and Prostheticsソロ市に
あるインドネシア唯一の整形外科専門病院)とサルジト 国立病院(Sarjito Hospitalジョグジャカルタ市)の二箇所を拠点に医療支援を
実施する準備を進めている。各病院に勤務しているAMDAインドネシア支部医師 (スハルソ国立整形外科病院:Dr. Syarif
Sudirman サルジト国立病院: Dr. Bambang Suryono)が、受け入れ業務を行なう。 また、AMDA多国籍医師団を編成すべく、日本人医療従事者(医師・看護師など)
の他、マレーシア・ネパール・カンボジア・フィリピン、カナダ各AMDA支部からの 派遣を調整中である。
<日本からの派遣者>
館野和之(たての かずゆき) AMDA調整員 静岡県出身
畑山ゆかり(はたやま ゆかり) AMDA調整員 愛知県出身
5月28日 9:45 岡山空港出発
20:10(現地時間 日本時間は22:10)ジャカルタ着
29日ソロ市へ移動予定
<AMDAインドネシア支部>
先発チーム:麻酔科医師2人 Dr. Bambang Suryono/Dr. Syarif Sudirman 看護師1人
Mr. Snaryo
28日ソロ市到着次第、スハルソ国立整形外科病院で手術・治療に従事する予定
追加派遣チーム:整形外科医師5人 Dr. Kurniawan/Dr. Taufik/Dr. Hartoko/Dr.
Sulfan/Dr. Sakti 麻酔科医師3人 Dr. Suparno/Dr. Iriawan/Dr. Ade
Hasman
28日ソロ市深夜到着予定
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ジャワ島中部地震緊急救援活動開始 |