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AMDA速報 インドネシア支部 アロール島地震緊急救援活動
 
AMDAインドネシア支部 アロール島地震緊急救援活動を開始
 
 
2004年11月25日

 インドネシア東部のアロール島(インドネシア共和国東ヌサトゥンガラ州)付近にて、11月12日、マグニチュード7.4の地震が発生した。その後も余震が続き、死者27人、重軽傷者235人、全世帯約36,000の内およそ15,000が、家屋を失った(国連人道問題調整事務所(UNOCHA)11月18日発表)。医師の不足が顕著となっているほか、生活環境が悪化しマラリアや下痢、風邪などの流行が懸念されている。

 AMDAインドネシア支部(支部長Dr. Andi Husni Tanra アンディ フスニ タンラ)は、被災者救援のため、11月21日、麻酔科医師を派遣した。現地に麻酔科の医師がいないため、カラバヒ病院で増加が懸念される手術に臨む。また、医薬品の送付も検討している。


<派遣者>    タウフィック イムラン( Dr. Taufik Imran ) 麻酔科医師
<派遣先>    カラバヒ病院( Kalabahi Hospital アロール島南東部 カラバヒ)
<派遣期間>  11月21日から1〜2ヵ月を予定
<最近のAMDAインドネシア支部の活動>
           フローレス島地震・津波災害緊急医療救援(1993)
           スマトラ島地震緊急医療救援(2回 1994, 1995)
           スラウェシ島地震緊急医療救援(1996)
           東ティモール難民医療救援(1999)
           アフガニスタン難民医療救援(2002)
           ジャカルタ近郊洪水緊急医療救援(2002)
           イラン南東部地震緊急医療救援(2004)
<参考>
Pedoman Rakyat(インドネシアで発行されている新聞。11月23日発行)に、支部長のタンラ医師へのインタビュー記事が掲載された。
―― 以下は記事の要約――
AMDAインドネシアは、地震による被災者救援のため、アロール島南東部 Karabahi病院に麻酔科医を1名派遣した。
AMDAインドネシア支部長 Dr. Husni Tanra 氏は、11月22日(月曜日)Pedoman Rakyat紙に対し、Dr. Taufik Imranを昨日派遣(船による)、約2ヶ月間Karabahi病院に滞在し、ボランティアで治療にあたる事を説明した。
「Dr.Imranは、地震の被災者に対する医療支援などに携わる」とDr.Tarnra 氏。同氏はすでにKarabahi 病院長Dr.Josep と医師の派遣について調整済みである。
Hasanuddin 大学医学部長であり、AMDAインドネシアのエグゼクティブメンバーでもある Dr. Idrus A. Paturushi教授も、AMDAインドネシアが、医師の派遣とともに医薬品を送る事について言及した。



 


 
 

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