2003年12月30日13:23
〜岡山県救援物資備蓄センターの救援物資をイランの被災地バムへ〜
AMDA医療救援チームの現地入りの報告を踏まえて、的野秀利AMDA副理事長がイランイスラム共和国大使館(東京渋谷区広尾)を訪問し、12月30日午前10時より、アボルガセメ アルデカニ公使と今後の救援オペレーションなどについて協議した。
まず、的野副理事長から、アルデカニ公使に対して、被災者の皆様への哀悼とお見舞いの意をお伝えした後、岡山県の石井正弘知事が、イラン地震被災者のために、救援活動を始めたAMDAと連携して、岡山県救援物資備蓄センターの救援物資を提供する意向をもっていることを伝えた。
これを受けて、アルデカニ公使は、「ハタミ大統領も申し上げた通り、被災地の被害は極めて甚大であり、特にバムは古都であり、ひとたまりもなかった。国連、各国、国際機関、NGO各方面からも救援を頂いているが、まだまだ援助が必要である。」と強調し、このたびの申し出に対する謝意を述べられた。
これらの岡山県救援物資備蓄センターに保管されている救援物資については、イラン大使館との連携協力のもと、一刻も早く現地の被災者の方々に確実に届くように図ってゆくことを確認した。また、大使館からは、バム周辺での救援活動に必要とされる現地の地勢、行政等の情報提供等を受けることとなった。
AMDAでは直ちに、この協議の結果を岡山県国際課に報告、早急に援助物資の提供を県に申し出ました。12月31日午前10時半より岡山空港内救援物資備蓄センターにて、岡山県石井知事より救援物資の目録をいただき、救援物資を積み込む作業を行いました。これらの救援物資は、イランの被災地におくられます。岡山県の救援物資備蓄センターへ物資を送っていただいた皆様ありがとうございました。
写真上:岡山県石井知事より救援物資の目録を受け取るAMDA菅波代表
写真下:救援物資を積み込む岡山県職員およびAMDA職員
物資の受付については、岡山県ホームページをご覧下さい。
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