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AMDA速報 中国西部における地震に対する緊急救援活動
 
中国西部における地震に対する緊急救援活動 3
 
 
 
2003年3月11日

2月24日中国新彊ウィグル自治区西部、カシュガル市近郊で発生した地震被害に対し、AMDA本部はAMDA上海と連携して医療救援チームを派遣した。

本部から派遣された佐伯美苗調整員は、2月28日上海でAMDA上海のメンバーと合流、活動予定について協議し、3月3日深夜AMDA上海メンバー2名と共に自治区の中心都市であるウルムチ市に入った。

AMDAチームは、自治区人民政府「抗災救災弁公室」(災害対策本部)より要請のあった医薬品を中心に約150キロを搬送した。 自治区政府側との協議の結果、これら支援物資は「救災捐贈弁公室」(人民政府内支援への対応事務所)との協力のもと、被災者の支援に活用することを取り決め、3月5日弁公室を統括する人民政府民政庁副庁長 孫 秀東氏と受渡を行った。

震源地ではなお余震が続き、近づくことは難しかったため、チームは上海に戻り、今後の活動について協議、佐伯調整員は3月9日帰岡した。

辺境地のため外国の団体が継続して活動を実施することは困難と思われるが、今後もAMDA上海を通じて協力を進めていく。

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中国西部における地震に対する緊急救援活動 2
 
2003年3月4日

 今月24日に中国西部シンチャン・ウイグル自治区西部、カシュガル市近郊のカシ県を襲った地震はマグニチュード6.4、死者・行方不明者262人に達している。AMDA上海からの報告では、被災地は降雪もあり、救援は充分には及んでいないとのこと、高地のため寒冷地であり、特に診療施設の機能不全と医薬品などの支援が足りないとのことである。

 AMDA岡山本部からは2月28日より佐伯美苗(さえきみな)調整員を派遣し、AMDA上海と協力して医療救援チームを編成、現在シンチャンウイグル自治区に入り、同防災救災室と支援協議に入った。医療救援チームは下記の通り。

派遣調整員 佐伯 美苗(AMDA本部職員)    
医療調整員 河村 康之    
ロジスティク担当/通訳 劉 寶森(リュウ・バオシン)   以上3名


今後、ウルムチからの空輸路が確保でき次第、カシュガル市へ移動する予定。

*AMDA上海:1996年に雲南地方を襲った震災に対するアムダ緊急救援活動に際して設立したAMDAの姉妹団体。


 
中国西部における地震に対する緊急救援活動 1
 
2003年2月27日

 今月24日に中国西部シンチャン・ウイグル自治区西部、カシュガル市近郊のカシ県を襲った地震はマグニチュード6.4、死者・行方不明者260人を超す災害となった。現地からの連絡では、およそ40,000家屋が損壊し、2,000人以上の負傷者が出ているとのことである。

 AMDA現地支部の上海連絡所からの報告では、被災地は降雪もあり、救援は充分には及んでいないとのこと、高地のため寒冷地であり、特に診療施設の機能不全と、医薬品などの支援が足りないとのことである。

  AMDAでは、AMDA現地支部・上海連絡所を中心に緊急救援活動に入ることを決定し、AMDA岡山本部からは2月28日より下記のとおり先遣調整員を現地へ派遣、救援活動を開始する。

派遣出発:2月28日 13:55関西空港発 JL4516便
緊急救援:派遣調整員 佐伯 美苗(AMDA本部職員) 1名


 


 
 

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