AMDA速報
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AMDA速報 アルジェリア地震被害に対する緊急救援活動
 
アルジェリア地震被害に対する緊急救援活動 報告3
 
 
 
2003年6月5日

 AMDAは先月21日(現地時間)に発生したアルジェリア地震被害に対する緊急救援活動として、25日に佐伯美苗調整員を現地に派遣し、被害状況の最も大きい東部ブウメルデス地区にて医療状況の調査および医薬品等の提供をおこなってきたが、このたび、アルジェリア政府系組織であるProtection Civileと協議した結果、被災者が首都アルジェに搬 送され、十分な医療をうけられていること、現地の不安定な治安情勢等を考慮し、緊急救援活動を終了することを決定した。

※アルジェリアは阪神淡路大震災の際、エジプト、南アフリカ、マダガスカルと並んでアフリカから救援物資を提供してくれた4つの国の一つである。

ご支援ありがとうございました。

【写真上:倒壊した建物 下:仮設診療所に医薬品を提供】

募金のお願い
AMDAでは引き続き皆様のご支援をお願いしています。
郵便振替
口座番号 01250-2-40709
口座名 AMDA
通信欄に「アルジェリア地震」とご明記下さい。
また、書き損じはがき、未使用切手、各種未使用プリペイドカードなどのご寄付を常時お願いしています。


 
アルジェリア地震被害に対する緊急救援活動 報告2
 
2003年5月30日

 AMDA佐伯美苗調整員は現地スタッフとともに、現地時間28日に病院倒壊などの大きな被害を出したブウメルデスに到着し、現地の避難民キャンプへ医療支援を実施した。

 ブウメルデスでは家屋や病院の倒壊が多発したため、町の運動公園に避難民キャンプが形成され、人々はなんとか生活を維持している状況である。キャンプ内に政府が開設した仮設診療所には患者が絶えない状況に変わりないものの、次第に通常の診療状況に落ち着いてきているという。しかしながら、包帯、ガーゼなど一般的な医療用の消耗品は不足しており、炎天下での診療では外傷治療用の消耗品が不足がちであるとのことであった。避難民の多くが粉塵などで気管支を傷めていた。

 AMDAは仮設診療所 にて、Protection Civile の診療スタッフと協議し、当面の支援として、伸縮包帯600本、消毒薬、粉塵マスク480枚などの消耗品を提供した。


 
アルジェリア地震被害に対する緊急救援活動 報告1
 
2003年5月24日

 アルジェリアの首都アルジェの東部近郊で、現地時間5月21日19時45分ごろ(日本時間22日午前3時45分ごろ)マグニチュード6.7規模の地震が発生し、アルジェリア北部の広い範囲で病院の倒壊を含む大きな被害がでている。現地では地震から2日経ったが、死者数はすでに1600人に達するといわれており、今後も死傷者の数は増える恐れがある。

 AMDAではこの地震被害に対し、緊急救援活動を開始することを決定し、明日25日に職員1名を派遣することを決定した。

【第1次派遣(調整員)】
佐伯 美苗(さえき みな) AMDA緊急救援事業部職員 岡山市在住

 佐伯調整員は明日25日22時30分に岡山を発ち、26日11時30分成田空港発アリタリア航空AZ785便に搭乗、ローマを経由し、現地時間27日12時20分AZ800便にてアルジェリア首都アルジェに到着の予定。到着後、アルジェリア政府機関、国際機関との協議、また医療状況の調査などを経て、支援活動を進めていく。


 


 
 

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