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AMDA Q&A

 

AMDA(アムダ) Q&A
 
質問 (しつもん)
  このコーナーでは、みなさまから寄せられたAMDAへの質問にお答えしています。
  1. AMDA(アムダ)とは?
  2. AMDA(アムダ)はどんなことをしているの?
  3. AMDA(アムダ)が支援している人々
  4. AMDA(アムダ)の支部
  5. 世界の子どもたち
  6. 国際協力ってむずかしい?
 



 
1. AMDAって?
 
Association of 連絡協議会
Medical 医師
Doctors of
Asia アジア
 AMDAとは、the Association of Medical Doctors of Asia(アジア医師連絡協議会)の頭文字をとったものです。

 AMDAは1984年に設立。しかし活動の原点は1979年、カンボジア難民救援にかけつけた1人の医師(現AMDA理事長)と2人の医学生が熱意だけではまったく活動できなかったことに始まります。情熱だけで活動できると思ってタイに入国したのですが、彼らはどこに難民キャンプがあるのか、またなんとかキャンプにたどりついても彼らを受け入れ活動させてくれる団体がありませんでした。

「情報と受け皿がなければ、善意だけでは何もできない・・・」それなら、と彼らは考えました。医学生の時代にアジア各国の医学生と友人関係を広げて、情報収集や受け皿になってくれる拠点を作ればいいと。その人間関係(ネットワーク)を活用すれば、将来アジアで医療協力活動ができるのではないかと。

  そこで1980年から毎年、アジアの医学生が将来の夢を語り合う場としてアジア医学生国際会議を開催。次いで、東日本アジア医学生連絡協議会の設立。西日本と東日本を統一したアジア医学生連絡協議会(AMSA、現在はアジア医学生の会と改名)が活動を開始。そして医師になった彼らの受け皿としてのアジア医師国際会議の開催。これらを経て1984年にAMDAは設立されました。
 



 
2. AMDAはどんなことをしているの?
   AMDAは、開発途上国の貧困に苦しむ人々を対象に、「多様性の共存」を理想とし、「困った時はお互いさま」という相互扶助精神に基づいて国際人道援助活動を実施しています。
 AMDAは、常に活動地の人々の声に耳を傾けながら、協力し合って活動を行っています。
 支援活動は大きく以下の4つに分かれています。

地域医療活動(長期的活動)
地域開発活動(中長期的活動)
緊急救援活動(短期的活動)
医療和平プロジェクト(中長期的活動)

 具体的にいうと・・・・

地域医療活動(長期的活動) 医療サービスや保健衛生教育、子ども病院建設・運営、病院再建、人材育成
地域開発活動(中長期的活動) 生活環境向上指導(井戸堀り、排水溝建設)、自立支援(職業訓練、識字教育、小規模融資)
緊急救援活動(短期的活動) 戦争や災害などによる被災者への医療救援や救援物資の配布(AMDA各国支部で構成したAMDA多国籍医師団を派遣し迅速な救援活動を実施)
医療和平プロジェクト(中長期的活動) AMDAが提唱。「医療和平」とは"紛争当事者の双方に中立人道の立場から、国際医療協力をもって紛争の緩衝を図り、和平プロセスに寄与する試み"です。過去例として、対立するアルバニア系・セルビア系双方への医療支援の実施(コソボ紛争)、北部同盟とタリバンの双方と合意したワクチン停戦があります。現在は、スリランカにてシンハラ系・タミル系両地区への巡回診療実施とAMDA健康新聞の発行を行っています。


 



 
3. AMDAが支援している人々
 
 1984年の設立以来、世界の開発途上国といわれる国約50カ国で、紛争や自然災害による被災者(難民)、あるいは貧困に苦しむ人々や医療サービスが受けられない地域に暮らす人々を対象に医療を中心とした支援活動を実施しています。
 



 

4. AMDAの支部

 
   上記 4. の活動地の他に、「多様性の共存」を理想としたAMDA支部が世界に29カ国あります。これらの支部は、AMDAの現地での活動に協力してもらったり、災害発生時に多国籍医師団を構成して医療支援を行ったりするためのネットワーク網なのです。また、支部を組織することで、海外の情報がより有利に収集できるという利点があります。

  アルバニア
バングラデシュ
ボリビア
カンボジア
カナダ
カンボジア
ガイアナ
ホンジュラス
インド
インドネシア
カザフスタン
韓国
コソヴォ
マレーシア
モンゴル
ネパール
ニュージーランド
パキスタン
ペルー
フィリピン
ルワンダ
サハ共和国(ロシア)
スリランカ
ボスニア・ヘルツェゴビナ
スーダン
台湾
ウガンダ
ベトナム
ザンビア

 



 
5. 世界の子どもたち (統計)
 
5歳未満の子どもが死んでしまう割合が高い国 
上位5カ国 (1000人中割合)
乳児死亡率(1歳未満)の高い国 
上位5カ国 (1000人中割合)
1. シエラレオネ 316人
2. ニジェール 265人
3. アンゴラ 260人
4. アフガニスタン 257人
5. リベリア 235人
1. シエラレオネ 182人
2. アフガニスタン 165人
3. リベリア 157人
4. ニジェール 156人
5. アンゴラ 154人
平均寿命が短い国 平均寿命が長い国
1. モザンビーク 39歳
2. ボツワナ 39歳
3. マラウイ 40歳
  ルワンダ 40歳
4. シエラレオネ 40歳
5. ブルンジ 41歳
1. 日本 81歳
2. スウェーデン 80歳
3. カナダ
ベルギー
フランス
イスラエル
イタリア
アイスランド
ノルウェー
スイス
79歳
初等学校 純就学・進学率の低い国
1. ソマリア 12%
2. アフガニスタン 24%
3. ニジェール 30%
  エチオピア 30%
4. ジブチ 31%
5. コモロ 34%

この他にもどんな統計があるのか自分たちで調べてみよう!

※ データは、ユニセフ 世界子供白書2003による
 



 
6. 国際協力ってむずかしい?
 
 「私たちも国際協力に参加したいのですが、なにかできることがありますか?」とよく聞かれます。答えは次のようになりますので、これらを参考として皆さんで自分にできることを考えてみてください:

 AMDAはボランティアの集まりです。多くのボランティアに支えられています。海外での活動では直接現地活動に参加してくれる医師・看護師・調整員、そして、国内では岡山のAMDA本部での事務の手伝い、各地でのイベント手伝い(国際協力展、チャリティバザー、コンサートなど各種催しでの手伝い)、メールを利用しての翻訳などですが、これらに参加できない方々は、活動費の一助にと金品による寄付や募金を寄せてくれます。

 しかしこれらはどれも君たちにできることではありません。でもAMDAが広くお願いしているように、書き損じはがきや、未使用のテレカ・切手・はがきの収集などはどうでしょうか。お小遣いの一部百円でも海外では非常に役に立ちます。また、学校によっては空きカンを集めてアート作品に仕上げ、あとこれをつぶして募金に替えるところもあります。

 大切なことは困っている人々を思いやる温かい気持ちです。すでにスタートは切られています。次に行動ですが、無理なくできる時にできることをすればいいのです。自分ですすんでするのですから楽しくやりましょう。AMDAはそんな君たちを応援しています!
 



 
 

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