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緊急救援・物資輸送
 

質問内容:現在、中南米で助産師として活動している。緊急援助活動に興味があり、助産師の登録について資料を送付して欲しい。
回答:AMDAの緊急救援活動時の本部体制や事前登録制度(AMDA・ERネットワーク 主に医師や看護師など医療従事者向け)、調整員の業務を説明し、ERネットワークの登録用紙を送信した。また、日本赤十字社や他のNGOについても情報収集するよう勧めた。

質問内容:レントゲン撮影機器を役立てていただける地域(海外)を探している。中古で売る意思はなく、寄付する先がなければ、産業廃棄物として処分するつもりである。アドバイスをいただきたい。
回答:   残念ながら当団体では活用できる場が無いことを説明し、他のNGOの情報収集についてJANICを紹介し、また、資金の可能性について、日本NGO支援無償資金協力のリサイクル物資輸送の制度を紹介した。 (2007.3)

質問内容:大学医学部所属の医師で、緊急時にはぜひ出動したいと考えている。平時の準備(予防接種、準備品、必要な技術その他の習得)について知りたい。また、日常において出動の準備、心構えについて相談できる方を紹介いただきたい。出動について、上司、同僚の同意はとれている。
回答:   平時の準備については、1)予防接種 地域によって異なるので、以下のサイトを参考にしていただきたい。(厚生労働省、海外渡航者のための感染症情報 http://www.forth.go.jp/tourist/useful/02_tokou_yobou.html 国立感染症研究所 http://idsc.nih.go.jp/vaccine/vaccine-j.html) 2)過去の事例を元に、シミュレーションを行なっておく (AMDA速報一覧 http://www.amda.or.jp/bulletin/bulletin.htm)。派遣の流れとともに説明した。(2007.2)

質問内容:緊急救援の際に派遣される医師や看護師について、勤務先との調整はどうしているのか。
回答:   勤務先の病院のご協力がいただけて初めて派遣が実現する。具体的には、他の医師・看護師の方で、空いた人員の業務をフォローされているとのこと。つまり、勤務先の方々のご協力があって、こうした国際協力が実施できると回答した。(2007.1)

質問内容:緊急救援後の現地への引き継ぎはどのようになるのか。
回答:   緊急救援の調整・実施の段階から、現地の関係機関と連携する。現地機関が一定の対応を取れるようになった段階で、同機関に引き継ぐこととなる。(2007.1)

質問内容:緊急救援における岡山県との連携について教えて欲しい。
回答:   岡山県には国際貢献活動の推進に関する条例があり、例えば、自然災害に対して県が備蓄している救援物資の輸送や人材の育成などの面で、様々な連携があることを説明した。
http://www.pref.okayama.jp/kikaku/kokusai/jyourei/jyo_page.html

質問内容:同志を募りNGOを立ち上げた。保健・教育などの活動をアフリカ某国で行う計画を立てている。日本の病院から中古医療機材を寄贈いただき、それを輸送する予定である。受け取ることについて問題はないことを確認したが、日本から送り出す際のプロセスについてアドバイスが欲しい。
回答:   当団体の経験に基づき、各機材のメーカーより輸出許可を取得する必要があり、メーカーによっては、製造物責任法(PL法)の関係で輸出を認めないこともあることを説明した。さらに質問者が在住している関西エリアのNGO活動情報を入手できるコンタクト先として、関西NGO協議会を紹介した。(2006.12)

質問内容:AMDAの緊急救援活動時の体制はどうなっているか。
回答:  本部体制や事前登録制度(AMDA・ERネットワーク 主に医師や看護師など医療従事者向け)、調整員の業務 1)対外折衝・交渉・調整・情報収集・共有 2)派遣者の管理 3)宿泊・物資・車輌などの調達と維持管理 4)会計 5)本部への広報用報告や本部担当との相談など 6)安全管理 7)データの確保・管理)などを説明した。(2006.11 出張サービス)

質問内容:途上国の医療に興味を持っている。災害地域派遣に参加するにはどのようにすればよいか。また、語学力等はどの程度必要か。
回答   :AMDAを例として、中・長期(保健・医療システムの構築や人材育成等)と短期(緊急救援)の派遣があることを説明した。あわせて、災害地域への派遣希望とのことだったので、事前登録制度(AMDA・ERネットワーク)への登録を勧めた。語学については、最低限として、英語で疾病や症状、機材の名称がほぼ言えること、薬を商品名ではなく一般名で指示できる程度が必要であること、また、熱帯医学の基礎的な知識を多少でもあると有益であると申し添えた。(2006.10)

質問内容:緊急救援活動一回あたりの実施費用は、どの程度かかるのか。
回答:  災害、紛争の規模によって大きく異なる。AMDAの場合、状況に応じて第二次・第三次と人員の追加・交代を行うこと、また、日本からだけでなく、各国支部からの派遣が通常であることを説明した。(2006.9)

質問内容:緊急救援の際の医療職ではない調整員の業務について教えて欲しい。
回答: 緊急救援中の調整員の業務は、いくつかに分けることが出来る。1)対外折衝・交渉・調整・情報収集・共有 2)派遣者の管理 3)宿泊・物資・車輌などの調達と維持管理 4)会計 5)本部への広報用報告や本部担当との相談など 6)安全管理 7)データの確保・管理 などが主な仕事として挙げられる。(2006.9)

質問内容:学校の文化祭で古着を集めようと思うが、それを東アジアなどに送れるか。
回答: AMDAでは衣類など物品の受付をしていないこと(海外輸送費の負担があるため、物 品に関しては出来る限り現地調達をする体制にしている)を説明し、認定NPO法人日本救援衣料センターを紹介した。(2006.9)

質問内容:指導している4年生の学生が、国際緊急援助について調べている。スマトラ島沖大地震・津波における緊急援助に参加した看護師、あるいは医師に、実際の活動の様子や活動の促進・阻害要因などについて伺いたい。
回答:   該当の看護師に打診したところ引き受けが可能となったため、紹介し、同看護師より相談に対応した。(2006.8)

質問内容:音楽室に古い楽器があり、海外で使ってくれることがあると聞いたことがあるが、受け付けている団体を教えて欲しい。
回答:   岡山県ということもあり、同県内の団体「リコーダーを送る会」を紹介し、(リコーダー以外の楽器も取り扱うようなので)問い合わせてみることを勧めた。(2006.8)

質問内容:国家間の関係の良好でない国への人道援助についてどう思うか。
回答:   様々な考え方がある。基本的に、人道的な観点からいえば、民間が独自の判断で支援を行うこと自体に問題はないとう考え方もある。支援が無い場合、「誰」が最も影響を受けるのかというあたりを、考えてみることが一つのヒントになるかもしれないとアドバイスした。(2006.7 出張サービス)

質問内容:薬剤師免許を持っている。緊急救援活動に興味があるので、活動の参加方法などについて教えて欲しい。
回答:   当団体を例として、緊急救援時の派遣を希望する医療従事者の事前登録制度「AMDA ERネットワーク」についてと、医療職としての技術や知識に加え、特に緊急救援時に求められること(柔軟性、適応能力、周囲とのコミュニケーション能力、身の回りのことが自分で完結できること)を説明した。(2006.5)

質問内容:東南アジア某国の関係者より特定の医薬品が不足しているという話を伺い、医薬品を寄贈したいと考えている。具体的には手持ちで同国へ持ち込むことを考えているが、配慮すべき事を教えて欲しい。
回答:   同国入国の際に、寄贈元(相談者)と寄贈先の双方からのレターを提示し、その用途を明確にし商品では無いことや、人道目的であることを説明できるよう準備しておくよう、助言した。また、麻酔薬などの場合は、特にその取扱いに注意が必要であるため、十分に配慮する必要があることを申し添えた。(2006.5)

質問内容:職場からの夏季休暇をボランティアに充てることが可能となった。一〜二週間、内科医のニーズが高くなった時期の派遣団に参加したい。(ジャワ島中部地震緊急医療支援活動 2006.5)
回答:   現地のニーズなどにより、今後の活動や人員の派遣が調整される。また、緊急救援時の派遣を希望する医療従事者の事前登録制度「AMDA ERネットワーク」についてと、医療職としての技術や知識に加え、特に緊急救援時に求められること(柔軟性、適応能力、周囲とのコミュニケーション能力、身の回りのことが自分で完結できること)を説明した。(ジャワ島中部地震緊急医療支援活動 2006.5)

質問内容:インドネシアでボランティアをしたいと考えている。今瓦礫の下にいる人たちを何とか助けたい。心肺蘇生法は習得している。
回答:   当団体が行う医療支援というよりも、救助(レスキュー)の活動に近いことを説明し、他団体を紹介した。(ジャワ島中部地震緊急医療支援活動 2006.5)

質問内容:使用期限切れの絹糸があるが、寄贈すれば救援に役立ててもらえるか?
回答:   使用期限切れの医療品は税関で持ちこみを拒否されることがあるため、残念ながらお預かりできないという事情を説明した。(ジャワ島中部地震緊急医療支援活動 2006.5)

質問内容:緊急救援活動に参加したいと考えているが、どのような方法があるか。
回答:   当団体の例(事前に登録いただいている方の中から派遣する)を紹介し、緊急救援チーム派遣の流れを説明した。(ジャワ島中部地震緊急医療支援活動 2006.5)

質問内容:小学校時、ジョグジャカルタに3年住んだ経験があり、是非医療支援等に協力したい。
回答:   現地に居住されていたという経験は心強いものの、現在のところ、当団体に関しては、通訳などは現地在住者を中心に確保に努めている。ただし、今後、医療チームの規模を拡大した場合にはニーズが出てくることもあると回答した。(ジャワ島中部地震緊急医療支援活動 2006.5)

質問内容:自社製品(医薬品 他)を緊急医療支援活動で役立てられるか。
回答:   現地のニーズがあるかどうかによる。現在は、緊急の最初の段階であり、ニーズの確認と活動調整を進めている時期であるため、同製品を活動できるかどうかを見極めるには少し時間を要する。
(ジャワ島中部地震緊急医療支援活動 2006.5)

質問内容:大学で四年間、インドネシアで一年間インドネシア語を勉強してきた。体力にも自信があるが、個人の力では何も出来ないと考えている。AMDAのような団体から派遣者として支援活動に携わりたい。
回答:   通訳については、諸手続きや経費などを考慮し、日本から派遣するのではなく地元の人材を活用することを前提としている旨説明した。また、語学力を活かし、日本在住のインドネシア人の方々との架け橋になるなど、日本国内での支援も検討してはどうかと申し添えた。
(ジャワ島中部地震緊急医療支援活動 2006.6)

質問内容:緊急救援に参加する現地医師も、日常業務で忙しくないのか?
回答:   もちろん忙しい。日本の医師が参加するのと同じで、勤務先の協力が不可欠である。「緊急救援に直接参加する」以外に、活動に参加する医師と勤務シフトを交代するといった勤務先病院関係者の理解、いち早く現場に駆けつけるための家族からの理解なども、重要な「国際協力」である。
(2006.6 出張サービス)

質問内容:緊急救援参加者は、現地語が話せなければならないのか?
回答:   基本的に英語と現地の言語の通訳兼調整員と共に活動するので絶対必要ではないものの、話せればより効果的な支援が可能となる。(2006.6 出張サービス)

質問内容:緊急救援において長期的な支援はあるのか?また、どのようなものか?
回答:   ケースバイケースであるが、一般的に、災害に対する緊急救援活動の場合、数週間を経た後には「復興支援」の段階に移行し始めることが多い。また数ヶ月から数年間の復興支援を経た後、地域の自立を目指した「開発支援」のニーズが高まる。(2006.6 出張サービス)

質問内容:緊急救援に利用する物資は、どこかにストックしているのか?
回答:   団体・機関によって異なるが、AMDAの場合、基本的なものは本部の倉庫に保管している。また岡山県と連携し、県が備蓄されているものを現地に輸送するということもある。しかしながら、現地での適応性・持続性などを考慮し、現地調達を基本にしている。(2006.6 出張サービス)

質問内容:緊急救援の時、いち早く現地に駆けつけるために、どのような工夫が必要か?
回答:   その準備・体制が重要である。AMDAの場合、職員、事前に登録されている医療従事者、各国支部とのネットワークがそれに含まれる。(2006.6 出張サービス)

質問内容:緊急救援や開発支援を切り上げるタイミングはどのようにして決めるのか?
回答:   緊急医療は、現地の医療従事者や医療システムが機能を回復する段階がタイミングとなる。開発支援は、もともと数年間のプロジェクトを形成し、計画・実施の段階で、すでに事業終了後の状態を念頭に入れ計画する。実際の終了時にそれを検証し、判断する。(2006.6 出張サービス)

質問内容:緊急救援の場合、混乱する現場でどのように情報収集をするのか?
回答:   各国支部のネットワーク、現地当局、国連機関、NGOとの連携を通じて行う。
(2006.6 出張サービス)

質問内容:緊急救援の初動段階において、スピードを求めるあまり起こった失敗はないのか?
回答:   課題はある。しかし、初動においては、行動しながら考えるということも要求される。
(2006.6 出張サービス)

質問内容:緊急救援に参加する人選、人数の基準は何か? 必要人数に足りないときはどうするのか?
回答:   災害の規模、支援ニーズの規模・内容に応じて決定する。さらに必要になれば追加派遣する。(2006.6 出張サービス)

質問内容:緊急救援の時、現地にはどのような物を持っていくのか? 持って行った物はその後、どうするのか?
回答:   基本的な医療物資、生活物資を持っていく。その他、必要なものは現地調達する。緊急医療支援活動に利用し、その後、現地の関係機関(当局・医療機関など)に引き渡す。(2006.6 出張サービス)

質問内容:緊急救援に参加する医師は、普段、日本でどのような活動をしているのか?
回答:   普段は、日本の病院に勤務している医療従事者がほとんどである。したがって、医師などが緊急救援に出動する場合、勤務先の理解が不可欠となる。(2006.6)

質問内容:八月にフィリピンへ自然災害に遭った人々の現状とその支援について調査に行くことを決めた。現地で日本のNGO・NPOがどのような活動を行っているのか、スタッフに話を聞きたい。
回答:   レイテ島におけるAMDAの支援活動は、緊急救援段階で一区切りとしており、残念ながら現在は行なっていない。また、フィリピンにおける日本のNGO活動は、「NGO-JICA ジャパンデスク フィリピン」のホームページ http://www.jica.go.jp/philippine/frame03.html を参照することを勧めた。(2006.6)

質問内容:ジャワ島中部地震に対し、何らかの形で支援をしたいと考えている。在日のインドネシア関連団体を紹介して欲しい。
回答:   愛知県や東京都にある協会を紹介した。(2006.6)

質問内容:ジャワ島中部地震に対し、医療技術も資金面でも支援はできないが、法律知識などはある。何かできることはないか。
回答:   現在のところ、日本から医療従事者以外の追加派遣は検討していないことを伝えた。他の団体もあたってみることを勧めた。(2006.6)

質問内容:不必要となった衣服を、地震の被災地などで役立てていただきたい。
回答:   残念ながら、当団体では物資の受付はしていないことを伝え、認定NPO法人日本救援衣料センターを紹介した。(2006.5/2006.6)

質問内容:緊急救援では、遺体の収容なども行うのか。
回答:   遺体収容と処理は、現地当局・軍が中心になって行っている。AMDAは、負傷者や疾病患者への医療支援を行っている。(2006.6)

 


 
 

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