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今月の相談 (平成17年12月)
 

NGO・NGO活動について
質問内容:NGOの現状、NGOと政府との連携について教えて欲しい。
回答:現在のNPO法人の数、国際協力NGOの数等を紹介し、さらに外務省のパンフレットを参照しながら、ODAとNGOの関係について説明した。
(NGO・政府間の連携について同様の質問が他1件寄せられた。)

質問内容:国際協力NGOについて。
回答:JANIC「国際協力ガイド2005」を参照しながら、国際協力に携わるNGOの数や活動内容について、説明した。

国内ボランティア相談
質問内容:災害時に事務処理、連絡、広報などのボランティアができないか。
回答:当団体を例にとり、ボランティアとしてさまざまな活動を通し、多くの方々にご支援を頂いていることを説明した。

インターン・就職相談
質問内容:NGOへの就職を考えているが、どのように進めるべきか。
回答:「国際協力ガイド」や「NGOガイド2005」を参照しながら、NGOへの就職状況について説明した。人材募集は、主に不定期に行われることが多く、各団体のホームページに掲載される他、JANICやJICA(PARTNER)の掲示板等にも紹介されているので、まずはそれらを利用して情報収集をし、その中で条件の合致する団体と直接連絡を取ってみてはどうかと勧めた。(NGOへの就職に関する同様の質問が他1件寄せられた。)

質問内容:将来NGOに就職して国際協力に携わりたいと考えている。大学卒業後、大学院へ進学するか就職するか迷っている。また、NGOでの実際の仕事についても教えて欲しい。
回答:NGOに就職する際、社会経験は必須と考える方が良い。また、業務内容に関する分野の専門性があればさらに良い。最近では、国際開発学などの修士号等を有する人材も増えているが、絶対条件というわけではない。
NGOでの実際の業務は、調整員であれば、事務、人事、会計、関係機関との交渉などとなる。医師などの専門職であれば、プロジェクト毎に採用される場合がほとんどで、その専門技術を活かす業務となるが、併せてマネージメントの業務を求められることも多い。

質問内容:国際協力に参加したいと考えているが、それを仕事として給与をもらうことに対して抵抗があり、他の仕事をしながら、ボランティアとして参加できる方法を検討している。
回答:参加の方法は、職員として働く、あるいはボランティアとして活動するなど様々な方法があるので、自身の考え方に沿ってそれを選択することを勧めた。
選択肢を見つける方法として、スタディーツアー・ボランティア・インターンなどを利用して、NGO活動の現場を体験してみることも有効なのではないかと提案した。

質問内容:現在、医大を休学して中米でスペイン語を勉強している。インターンとして活動に参加したいと考えているが、可能性はあるか。
回答:中南米で活動している日本のNGOは限られており、受け入れ可能であるかは各団体の状況による。さらに、スペイン語圏でインターンとして活動する際、スペイン語で業務が遂行できなければ受け入れ団体側の負担が大きくなる事が多いので、ある程度の語学力が必要とされること。また、活動の志望動機を明確にしておくことが必要である、と回答した。

質問内容:過去に国際協力関係の仕事に就いていた。近々東南アジアの国に移住することになっているので、移住先で就業できる国際協力関連の仕事を探している。
回答:JANICの掲示板、JICAのPARTNERを紹介すると共に、インターネットで国名、国際協力、NGO、などのキーワードから検索してみることを勧めた。また、NGOにとって、現地在住の方は、当地の社会やシステムに詳しい上に長期的な活動が可能となるため、貴重な人材となるケースがある。一方で、日本に拠点のあるNGOの場合、報告等の業務のため日本へ一時帰国しなければならないこともあることも付け加えた。

質問内容:生態系・環境分野での修士号を有しており、これまで通訳として日本の企業に勤めた経歴もある。こうした経験を活かして、日本のNGOの活動へ参加したいと考えている。
回答:バックグラウンドを考慮し、東京の環境系のNGOをあたってみることを勧め、情報収集する際の参考としてJANICを紹介した。

スタディーツアー・海外でのボランティア相談
質問内容:シニアが参加できる国際協力活動について。
回答:JICAのシニア海外ボランティア制度について紹介した。

質問内容:カンボジアへのスタディーツアーに参加したことがきっかけで、同国でボランティア活動をしたいと考えている。現在、国内で日本語教育のボランティアをしており、当地の日本語教育団体からも受け入れできる旨の連絡を受けている。しかし、自分の能力がどこまで通用するのか不安を感じている。
回答:現地の団体で受け入れ可能という事なので、まず短期間のボランティア活動をしてみてはどうか。その中で様々なことを習得でき、自分ができること、できないことが明確になってくると思われる。技術を磨く必要性などを感じれば、さらにスキルアップしてもう一度参加するということも(受け入れ団体によるが)可能であろう、と回答した。

質問内容:看護師として働いているが、国際協力活動に興味があり、可能性があれば参加してみたい。
回答:看護師として国際協力の分野で活躍している人がたくさんいることを、実例を挙げて説明した。また、現地で活動する際には、一定の語学力(英語)が必要であることを併せて説明した。

質問内容:シニアが国際協力の分野でもっと活躍できるよう入り口が広がればいいと思うが。
回答:確かに、シニアの方々の中には専門知識・技術を持ち、海外での活躍が期待される人材がたくさんおられる。実際に、NGOでもシニアの医師が海外での医療支援活動に参加されている。NGOの場合、待遇もあまり整っていないが、そういったことに関係なくボランティアとして活動されたい場合、NGOも選択肢の一つとなると、回答した。

質問内容:専門性がなくてもNGOの活動に参加できることはないか。
回答:国内のボランティアやスタディーツアーに参加するといった方法を勧めた。

質問内容:スタディーツアーに興味がある。
回答:NGOも含め様々な団体がスタディーツアーを企画している。なお、当団体のスタディーツアーについては、計画された段階でHPへの掲載やメールマガジンの配信を通じて、過去の報告も行っている。と回答した。

緊急救援・物資輸送
質問内容:西アフリカのある国に在住しているが、11月頃から情勢が不穏であり、さらなる悪化が懸念される。この場合、NGOが緊急救援を行う可能性はあるか。
回答:難民流出など人道危機の事態になれば、NGOが緊急救援チーム派遣を検討する可能性はある。しかし、現段階で民間団体が干渉することは困難である。また、現地の治安状況には十分に配慮する必要がある、と回答した。

募金・寄付
質問内容:将来、「英語教師」として国際協力の分野で活動したいと考えている。
回答:「英語教師」としての専門性とともに、マネージメント能力やコミュニケーション能力の向上にも意識して取り組むように勧めた。特に途上国では、タフな体力・精神力が求められることも具体例を挙げて説明した。

質問内容:インターンに興味がある。
回答:インターネットの検索や国際協力関連の専門雑誌などで調べてみることを勧めた。また、大学で環境を専攻しているとのことなので、専門性とともに、マネージメント能力やコミュニケーション能力の向上にも意識して取り組むように勧めた。特に途上国では、タフな体力・精神力が求められることも具体例を挙げて説明した。

スタディーツアー・海外でのボランティア相談
質問内容:中古衣料等の寄贈について。
回答:中古衣料を受け付けている団体を紹介した。

質問内容:イラクで白血病の支援をしている団体を教えて欲しい。
回答:イラクで活動している他団体を紹介した。併せて質問があったため、NGOやJANICについての説明も行った。

外国事情
質問内容:AMDAは過去にルワンダ難民に対する支援を行ったことがあることを知った。当時のルワンダ難民キャンプ内の衛状態について知りたい。
回答:当時の劣悪な衛生環境を説明し、難民キャンプでの診療では外傷、コレラ、マラリアなどの疾患が多かったことを付け加えた。詳細については、文献を紹介した。

 

 


 
 

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