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今月の相談 (平成17年10月)
 

(1)NGO・NGO活動について
質問内容:NGO・NPOの違いや、そこで働く人、岡山にあるNGOについて教えて欲しい。
回答:まず、NGOとNPOの違いについてだが、NGOとは、国連などで政府以外の民間団体を指す名称として非政府組織(英語のNon Governmental Organization の頭文字)を使用したところからきている。一方、NPOとは営利を目的としない非営利の団体である(Non-Profit Organization の頭文字)。日本では、NPO法に基づいた法人をNPO法人と呼んでいる。また、法人格の有無にかかわらず、市民活動団体やボランティアグループなど非営利団体も含めてNPOと呼ばれている。
次に、NGO活動に従事する人には、職員とボランティアがあることについて紹介した。
また、岡山にあるNGOについては、地球市民フェスタに参加しているNGOを紹介し、各ブースに立ち寄られることを勧めた。
(NGOとNPOの違いについて同様の質問が他1件寄せられた。)

(1)NGO・NGO活動について
質問内容:ODAとNGOの関係について。
回答:外務省で発行されている資料およびJANICの『NGOガイド2005』を見せながら、回答した。特に、政府とNGOとの協力においては、ODAの政策立案や事業の実施にあたりNGOの人材や技術ノウハウを活用する「連携」とNGOによる国際協力活動への資金協力を中心とした「支援」の二つの側面があり、NGOと政府の「対話」の強化が図られていることを紹介した。併せて、日本の国際協力NGOの数や活動する分野などについても回答した。
(ODAとNGOの関係について同様の質問が他1件寄せられた。)

(1)NGO・NGO活動について
質問内容:NGO相談員について。
回答:NGO相談員のパンフレットを用いて、外務省NGO活動環境整備支援事業の一つとして、日本の各地域で市民参加による国際協力について相談に応じていることを説明した。また、相談案件としては、NGOへの参加や就職に関するものやNGO活動現場を見学するスタディーツアーに関するもの、NGO・NPO全般に関するものなどが多いことを説明した。

(1)NGO・NGO活動について
質問内容:NGOの活動資金源について。
回答:一般的に、会費・寄附、外務省・JICAなど政府からの資金協力、民間企業の社会貢献基金などの助成金、国連機関からの業務委託などがあり、各団体によってその割合がことなることを説明した。

(1)NGO・NGO活動について
質問内容:災害の発生はどこからのニュースで知るのか、また、各国の大使館と提携しているのか。
回答:情報は、国内外の報道機関が発信しているニュースから入手することが多く、各国の大使館と「提携」はしていないと回答した。

(1)NGO・NGO活動について
質問内容:NGOでのボランティアについて知りたい。
回答:AMDAでのボランティアについて紹介するとともに、一般的なボランティアの取り組みについて、資料(専門誌・広報誌)を見せながら回答した。

(2)団体設立・NPO法人格取得
質問内容:認定NPO法人について。
回答:認定NPO法人の認定案件およびNPO法人との違いについて説明した。また、認定案件が緩和されたことや現在の認定NPO法人数などを紹介した。

(2)団体設立・NPO法人格取得
質問内容:NGO設立とNPO設立では、どのような違いがあるのか。また、それについて詳しく掲載されているホームページなどがあれば教えていただきたい。
回答:NGOとは、国連などで政府以外の民間団体を指す名称として非政府組織(英語のNon Governmental Organizationの頭文字)を使用したところからきている。一方、NPOとは営利を目的としない非営利の団体である(Non-Profit Organization の頭文字)。日本では、NPO法に基づいた法人をNPO法人といっている。また、法人格の無い市民活動団体やボランティアグループなども含めてNPOと呼ばれている旨回答した。
特定非営利活動促進法(NPO法)
http://law.e-gov.go.jp/htmldata/H10/H10HO007.html
寄付金控除等の対象となる認定NPO法人
http://www.nta.go.jp/category/NPO/NPO.htm 
各都道府県でもホームページがあるが、東京都は、東京都生活文化局都民生活部管理法人課
http://www.seikatubunka.metro.tokyo.jp/index4.htm
NGOについては、http://www.janic.org/NGO.html
その他、検索エンジンで検索してみるよう勧めた。

(4)国内ボランティア相談
質問内容:ボランティアに関心があるが、きっかけがつかめない。
回答:福祉、子ども、海外協力など、まず自分の関心がある分野で活動している団体の情報を入手してみることから始めてみてはどうかと提案した。調べているうちに焦点が定まっていき、自分に無理のない範囲ですぐに出来ることや、将来チャレンジしてみたいことなどがつかめるのではないかと話し合った。また、インターネットの検索や専門誌などを見てみるよう勧めた。

(5)インターン・就職相談
質問内容:NGOへの就職について、職員として働いている方のバックグラウンドなどを知りたい。
回答:様々なバックグラウンドの人材がいる。民間企業などで働いた後、国際協力に興味を持ち転職するケースや、もともと国際協力分野での就職を目指し、海外の大学院で国際開発を学び専門性をつけた後、NGOへ就職するケースなどがある。社会経験や語学能力、専門性を重視されることが多く、募集される人材によって異なることを説明し、各NGOのホームページで人材募集をされていることを紹介した。

(5)インターン・就職相談
質問内容:現在看護師として勤務している。以前より海外で医療活動に携わりたいと思っているが、派遣される国はどこでも英語は必須なのか。
回答:地元の行政機関や国際機関、現地で活動している他のNGOとの連絡、打合せなどは、ほぼ全て英語でのやりとりが要求される。どの国に派遣される場合でも、英語は必須であると考えた方が確かであると回答した。

(5)インターン・就職相談
質問内容:看護師としての知識と技術を活かして、海外で支援活動に従事したいのだが、どのような活動があるか教えて欲しい。
回答:AMDAでは、現在海外に派遣されている看護師は、直接医療に従事しているのではなく、保健医療の知識を活用し、現地の医療従事者のスキルアップや地域衛生の改善に取り組んでいることを説明した。それとは別に、緊急救援では、看護師が医師と共に派遣されること、事前登録制度があることも紹介した。
また、JICAなど日本の各政府関係機関や国際機関、他のボランティア団体で医療系の活動をしている団体について、インターネットの検索や国際協力関連の専門雑誌などで調べてみることを勧めた。(看護師としての支援活動に関する同様の質問が他1件寄せられた。)

(5)インターン・就職相談
質問内容:現在、薬剤師を目指して大学に通っているが、同職種での国際協力分野への参加可能性について知りたい。
回答:途上国の病院において薬剤師の育成、あるいはコミュニティレベルでの薬局運営に関する技術支援などを例として挙げ、可能性があることを回答した。

(5)インターン・就職相談
質問内容:NGOの活動に参加したいが、その方法を教えて欲しい。短期間で参加できるものなどはあるのか。
回答:NGO活動への参加としては、職員として働くか、ボランティアとして参加するなどあるが、短期間であれば、スタディツアーに参加し現地での活動を見学するという方法がある。まずNGOの活動を知るという意味では、スタディツアーに参加されてはどうかと回答した。

(5)インターン・就職相談
質問内容:中国からの留学生などを中心に団体を組織している。国際協力のNGOについて知りたい。
回答:日本の国際協力NGOや岡山県内のNGOについて例を挙げて説明した。

(6)スタディーツアー・海外でのボランティア相談
質問内容:地震のあったパキスタンで一ヶ月程度ボランティアをしたい。
回答:AMDAでは、医師や看護師などを派遣しているが、期待に添えない旨回答した。あわせて、JICAなど日本の政府関係機関や国際機関、他のボランティア団体で支援活動をしている団体について、インターネットの検索や国際協力関連の専門雑誌などで調べてみることを勧めた。

(6)スタディーツアー・海外でのボランティア相談
質問内容:世界情勢や難民などに関心があり、インターネットでいろいろ調べたが、「本当の現地」が見えない。募金以外で自分に何ができるのか模索している。
回答:援助を求めている相手先の実態を明確に把握することが肝要であること、そして気持ちを行動に移す道として、まず自分のできることをはっきりさせて、次にそれを自分で行うか、それが無理なら、それを実行しているグループに参加して一緒に活動するかを考えてみることを勧めた。
また、活動団体に資金提供(寄付)をする選択肢も考慮してはどうかと提案した。

(7)緊急救援・物資輸送
質問内容:NGOが緊急救援でチームを派遣する際、その派遣方法や資金について知りたい。
回答:団体によって若干異なるものの、事前に登録いただいている医療従事者(以前に既に派遣した方を含む)に連絡を取り、NGO団体職員を調整員として日本からチームを派遣したり、当該国あるいは近隣諸国に事務所がある場合はそこからスタッフの派遣を行ったりする。
また、資金については、一般の寄附を募ったり、外務省の緊急救援のスキームや、民間企業の助成金などを申請したりすることもある、と回答した。

(8)募金・寄付
質問内容:新品の幼児衣料、学内用ジャンパーなどがあるので、援助物資として提供したい。
回答:衣料など救援物資を取り扱っている他団体を紹介した。

(8)募金・寄付
質問内容:パキスタンに帰る知人から、パキスタン北部地震の惨状を聞いた。冬服などを送りたいが、物資援助は送料や手続きなどのため難しいか。
回答:パキスタン北部地震救援として、衣料など物資援助を実施している他団体を紹介した。

(13)外国事情
質問内容:ブータン難民に関心があり、現地取材を考えている。
回答:AMDAがネパールで実施しているプロジェクトは、日本人派遣者がおらず、AMDAネパール支部(全員ネパール人)の責任で、第一次治療にあたっていることを伝えた。安全上の問題も含め、再検討することを勧めた。

(13)外国事情
質問内容:アジア・アフリカなどの5歳以下の難民数、多い病気について教えて欲しい。(小学生からの質問)
回答:ユニセフやUNHCR,外務省などの子ども向けホームページで調べてみるよう回答した。



 


 
 

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