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今月の相談 (平成17年8月)
 

NGO・NGO活動について
質問内容:NGO活動に関心がある。自分に何ができるのか考えていきたい。
回答:開発途上国の現状とNGOの活動について、事例として、ミャンマーを取り上げて説明した。また、支援の方法として、募金・寄附の他、書き損じハガキ・未使用切手・未使用ハガキ・未使用の各種プリペイドカードの収集・寄附、イベントの手伝いなどを紹介した。

組織運営・マネージメント
質問内容:スリランカで活動する際に、現地政府と覚書を結ばなければならないが、その内容などについて相談したい。
回答:当団体の事業に関して過去に結んだ覚書を参考にして、通常どういう内容が盛り込まれるかについて、回答した。

国内ボランティア相談
質問内容:海外の医療関係研修生の受け入れについて。
回答:JICAへ海外からの研修生の受け入れについて問い合わせることを勧めた。

インターン・就職相談
質問内容:カンボジアで、ボランティアか研修の形で、NGOの現場で保健医療活動について勉強したい。
回答:カンボジアで保健医療関係の活動を行うNGOを紹介した。また、当団体では、残念ながら、希望される時期・期間に受け入れることが難しい旨回答した。

インターン・就職相談
質問内容:将来、国際人道支援活動に携わりたい。NGO一本で生きていくのは難しいかと思い、何か定職を持ちながら、NGOの活動に参加することを考えている。
回答:国際人道支援、国際協力に携わるには、政府の援助機関、国連、民間のコンサルタント会社、NGOなどの様々な選択肢がある。NGOについても、有給専従のスタッフから完全な無償のボランティアまである。まずは、そういった情報を入手し、自身の目指すところと照らし合わせることを勧め、その入り口として「国際協力ガイド」を紹介した。

インターン・就職相談
質問内容:学校で世界史を勉強する中で、戦争のことを考えるようなった。将来、教育を通じて、戦争のない平和な世界をつくるのに貢献したいが、どのような選択肢があるか。
回答:教育は、国際協力の中でもとても重要な分野の一つである。JICAが派遣している青年海外協力隊として、学校の教師が途上国に行って教えるようなこともある。国際協力に参加する方法は多くあることを説明し、その入り口として「国際協力ガイド」を紹介した。

インターン・就職相談
質問内容:フィリピン人の医師が、日本の外国人診療をしている病院で研修を受けたいと希望している。どこか交渉可能な医療施設を紹介して欲しい。
回答:1)どのようなビザで来日するのか 2)滞在費は自分で出すのか、研修先に求めるのかなど、勤務先(研修先)の選定以前の問題として、ビザ他手続きが完了しているのか尋ねるよう、アドバイスした。

インターン・就職相談
質問内容:現在は看護学生だが卒業後、海外で半年程度、医療に関係したボランティア活動をしたい。
回答:インターネットの検索や国際協力関連の専門雑誌などで調べてみるようアドバイスした。なお、AMDAでは、「派遣および参加制度」があることを紹介した。

インターン・就職相談
質問内容:現在看護士として働いている。将来国際協力の場で活動したいと考えており、大学で学士を取るか、保健師、助産師の資格を取るか、あるいは臨床経験をもう少し積むか迷っている。NGOでの採用条件はどの程度のものか。
回答:NGO、プロジェクトによって異なるが、現在NGOではどちらかと言えば学士より、保健師や助産師といった資格と臨床経験が重視される傾向にあるように思われる。臨床経験3年というのはひとつの目安になるが、例えば将来NGOでの活動を視野に入れているとすれば、途上国での経験も問われることが多い。日本の病院で優秀な医療従事者がそのまま途上国に行って良い仕事ができるかというとそうではなく、また、残念ながら日本のNGOで人材を一から養成するにいたっていない。(青年海外協力隊の受験も検討中とのことで、)協力隊というのは、現地でのサポートもあり、ご自身で途上国の経験を積むという意味でも良い機会になるのではないか、と回答した。

スタディーツアー
質問内容:スタディーツアーに興味がある。
回答:NGOだけでなく種々の団体が企画するスタディーツアーが多数あるので、インターネットの検索や国際協力関連の専門雑誌などで調べてみるようアドバイスした。なお、当団体のスタディーツアーの予定についてもあわせて回答した。(スタディーツアーに関する同様の質問が他3件寄せられた。)

海外でのボランティア相談
質問内容:国際協力・ボランティア活動について調べている。中学生にもできることはあるか。
回答:国際協力全般についての説明をした後、中学生が参加できることとして国内のボランティア活動を紹介した。また、今各自がしなければならない学校での勉強をきっちりすることが重要であると回答した。

海外でのボランティア相談
質問内容:東南アジアの国で国際協力の活動を行う予定で、同国へ訪問する機会がある。物をあげたりするのはあまり良くないと考えたりするが、お土産としてであればどうか。
回答:お土産という範囲のものであれば、特に問題はないと思われる。ただ、物の提供などの投入が多くなると、現地の人たちの自立や活動の自立発展性に影響があることもあり、全体的な活動を考慮した上で、それがどういった影響を及ぼすのかを十分に検討することが重要である、と回答した。

海外でのボランティア相談
質問内容:現在、ミャンマーのエイズに関して調べている。同国へ渡航する機会があるが、現地でエイズ患者の方とお会いするなどして、エイズに関する情報を得たい。
回答:患者の方のプライバシーを保護することを考えなくてはならないため、外部の者が直接会うということは難しく、そのあたりを十分に考慮しなければならない。データについては、UNAIDSのホームページから検索できる。また、現地のUN機関や、JICA事務所でも情報が得られる、と回答した。

海外でのボランティア相談
質問内容:海外での医療支援活動に従事したい。実情とともに、医師として必要なスキル、ニーズの高い分野(何科)など、教えて欲しい。
回答:特に緊急救援で派遣される場合、直ちに日本を出発し現地で支援活動に従事することが求められる。勤務体制などの関係で、医療従事者本人が希望はしても、残念ながら、実際に活動に参加するのは困難なケースがほとんどである。中長期にわたる医療支援については上記と異なるので、常日頃、関係団体のホームページや専門誌などで情報を収集することを勧めた。将来は外科を専門にしたいとのことなので、発展途上国では、外科と産婦人科は需要が多いことを伝え、また、日本では症例の少ない熱帯医学の知識は重要なので、研修などを受講して習得しておくことをアドバイスした。

募金・寄付
質問内容:中古衣料を受け入れる団体を探している。
回答:日本救援衣料センターを紹介した。

募金・寄付
質問内容:そろばんを寄贈したいが、受け入れるところはあるか。
回答:島根県のタイへそろばんを送る活動を紹介した。

外国事情
質問内容:アジアの国々の多様な文化などを、本質的な視点で見つめていく情報ドキュメンタリー番組を制作している。シリーズ企画の一環として、カンボジアを取り上げたい。現地の状況を教えて欲しい。
回答:経済発展に伴う貧富の差の拡大、都会と農村地域との格差などについて説明した。また、テーマのヒントとして、AMDAがカンボジアで実施しているプロジェクトや現在医師として活動しているスタッフ(自国だけでなく他国の緊急救援活動にも従事)について紹介した。



 


 
 

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